さいごの色街 飛田 文庫

井上理津子 著【著書紹介
2015年発行 新潮文庫 ¥710+税

「おにいちゃん、遊んでいってや」 客引きのおばちゃんの手招きで、男が一人、また一人と店に上がる。大阪に今なお存在する「色街」飛田。経営者、働く女たち、客、警察、ヤクザらの生の声に耳を傾け、「中」へと入り込んだ著者が見たものは、人間の性まるだしの街で懸命に井来る人々の姿だった。十二年にわたる取材により、一筋縄ではいかないこの街を活写したルポタージュの傑作。

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著者メッセージ

単行本は2011年刊行。以後の飛田はどうなったか。

昨年、取材に入り、様変わりに驚きました。
女の子たちのデフレが起きていて、心の整理がつかないでいます。
そのようなことや、単行本に登場した人たちの「その後」も加筆しました。
解説は、直木賞作家の桜木紫乃さんです。

主なレビュー

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