トピックス
近況
2023/10/14【お知らせ】
- 10月に入って、やっとウチに夏がきました。ベランダの朝顔、9月から咲き始めて、いま真っ盛り。今朝も51輪。こんなに涼しくなったのに、と思いきや、気仙沼の先輩から高級魚、サンマが届き、それは例年より1か月ほど遅かったんですね。ああややこしい・・。
- 『葬送のお仕事』、10/20発刊なります。小学校高学年〜高校生をメーン読者とする解放出版社の「お仕事探検隊」(大切なのに、あまり知られていない仕事を紹介するシリーズ)の第3弾です。私には前著『葬送のお仕事』(新潮社)があるから、オーダーもらったとき「はい、3ヶ月で書きます」と言ったのに、丸2年かかってしまった書き下ろし。葬送のさまざまな仕事をしている若い人たちにインタビューもし、葬送の仕事がいかなる仕事かを、メンタル面、実行面、社会的背景も記しました。知る年齢は早いに越したことない。その後の考え方も生き方も勉強の仕方も深まるでしょうから。書店もさることながら、学校図書館、公立図書館にも収書していただきたく、よろしくお願いいたします。
- 高円寺のコクテイル書房がやっている共有書店の「本の長屋」。1凾借りてて(凾主と言います)、近年の拙著をすべて置いています(売っています)。あちら方面行かれる時は、覗いてください。築100年。梁も柱もしびれる空間ですよ〜。
- 9月から日刊ゲンダイ、金曜日の読書面で「本屋はワンダーランドだ」連載始まりました。近年開業した本屋さん(新刊・古本)を中心に回る訪問記。以前(2011~2017)もやっていたのですが、当時との違いは、お店から固定電話が消えていること。アポ取り電話がしにくくなりました。と、まあそんなことは外側の話で、工夫を重ねて健闘なさっている本屋さんが目白押し。取材楽しくてたまないで〜す。
- というのをやっていたら、中央公論11月号の第2特集も本屋さん。独立系4店、ルポしました。いずれも、個性がきらり。繁盛店には繁盛店のある種法則があるのだとひしひし。うちの近所にほしい本屋さんばかりです。
- 日帰りで沖縄行ったり、大阪行ったり。老体に鞭打ってバタバタ働いた自分へのご褒美に、先日、鹿島神宮(茨城県)と香取神宮(千葉県)への小さな旅。私のホームタウン・奈良の鹿のルーツは鹿島神宮・・だから、一度ゆっくり行ってみたかったのです。老松生い茂る森に身を置くと、それだけでパワーもらえますね、やっぱり。
- さて、次は年内目標にアレとアレに取りかかっています。
近況
2023/07/10【お知らせ】
- 今年のアサガオ、順調に生育していっています。プランター11個。ベランダがけっこうアサガオです。花、もうすぐっぽい感じなので、毎朝起きる楽しみはコレ。
- 『師弟百景』、ありがたいことに3刷決まりました。そうです、中高生のみなさん、もうすぐ夏休みです。「読書感想文」の宿題を『師弟百景』で書きませんか。と営業したいなあ。と思ったけど、そういう宿題はもうないのでしょうかね。という自分を振り返るに、小中高とも宿題のない学校だったなーと。子どもたちの学校にはあった。娘、小1の8/30、宿題の紙一式がない!と大騒ぎ。翌8/31、紙一式を入手し、左手で鉛筆持ってみんなで彼女の宿題をしたなー。とも。なんのこっちゃ。
- 高円寺にできた「本の長屋」という、貸し棚本屋さん。ひょんなことから、そこの「棚主」の一人になりました。古本並べてる棚が最も多いけど、小さな版元さんが自社の本並べてる棚や、私みたいに自分の本ならベている著者棚もあって、なかなか面白い。行くたび(って、まだ2回しか行ってないくせに)2〜3冊買ってしまう相性の良さ。わたしの棚主屋号は「スイカ堂」。
- なんで「スイカ堂」なのかというと、私の俳号「井上スイカ」から。井上スイカは、詩人・俳人の正津勉さんがつけてくださったのだった。
- さて、先週末、次に出す本の『あとがき」書き終わって、秩父のいつもの温泉へGO。そして、渋い鰻屋さん見つけて。ふわふわと美味しかったのですが、そうすると、それが引き金になって、やっぱり大阪・天満の「じん田」の大阪焼きの鰻が食べたくなる、欲ぶかさ。ナンギです。
近況
2023/05/29【お知らせ】
- 今年はちょっと早めに、とアサガオの種を蒔いたら、もうポツポツと出はじめました。この調子でいくと梅雨どきに花を咲かせてくれるのかな。楽しみです。
- 『師弟百景』発行になって、もうすぐ3か月。書評に取り上げてもらったり、ラジオに出演させてもらったりも多く、おかげさまで割に早く重版かかりました。じゅうはん・・残しておきたい美しい大和言葉だということで(笑)、それに託けた飲み会を、いざ研のお仲間たちが開いてくれ、韓国焼酎をたんまり飲みました。
- 『師弟百景』にいろいろな感想をいただいたなかで、かなり強烈だったのが、ジュンク堂のあの福嶋さんの「井上さん自身は気づいてないかもしれないけど、この本はいま現在の文明、資本主義社会に物申す、貴重な本ですよ」という言葉。そう、私自身はそんな遠大なこと、これっぽっちも思っていませんでしたが、難度の高い、丁寧なものづくりを人から人へ伝えていくことは、そのおこない自体が、「今」へのアンチテーゼ? と。いやいや「刀、かっこいいじゃん」「仏師? それなんだ」とかどんな方向でもいいので、読んでください。
- 冬から春に取材していた、とても元気な高齢者たちのこと。週刊新潮6/1号、特別読物「86歳〜100歳『介護保険』要らずの『生涯現役』は“来し方”に秘訣」となりました。ご登場4人とも、年齢などひょいと飛び越えて「お友達」になりたくなる人ばかり。ちなみに、曲師の祐子師匠、取材の後、手袋を編んで送ってきてくださったんですよ。今月末は、金子良子さん(98)のシャンソンライブ行くし。
- 5月の連休明け、ただただ歩きました。場所は室戸岬あたり。1日目34,260歩、2日目52,127歩、3日目38,373歩。コロナ明け、お遍路再開、オータさんと。海も浜も緑もきれいすぎた。作った俳句を毎日新聞の俳句係に投句したけど、どうやら没になったみたい。
近況
2023/03/14【お知らせ】
- 近所の気の早い桜がもう満開で、家の中にはコデマリがたっぷり。あー、あれもこれも積み残してもう1年経ってしまったのか。とは考えず、「OK。春がきた」とまっすぐに思おう(と、自分に語る)。
- 『師弟百景』(辰巳出版)が発行になりました。元は、茶道文化の月刊誌「なごみ」の連載。一子相伝ではない、伝統工芸的なものづくりの師弟を取材したものです。実は四半世紀前、ある職人さんの取材で「作業しながらお考えになっていることは」と質問したとき、「(あなたに)早く帰ってほしい。それだけだ」と言われて真っ青になったことが頭の片隅にずっとあったのですが、そんな意地悪な親方は今回一人もいらっしゃらなかった。むしろ饒舌。その職人仕事の周辺のことまであれこれお聞かせくださった方が多く、なるほどお弟子さんとの関係が変わってきていることにもつながるんじゃないか・・と妙に納得したりも。読んでください。
- その『師弟百景』、本屋さんでは「工芸・芸術」などの棚に並んでいるようですが、目指すは新刊棚だ、がんばれ(と、本に言う)。
- そのほか、健康寿命のとても高い方々の取材、終了。大学関係は佳境。葬送本1はもうすぐ。葬送本2もその一部がもうすぐ(と、これらは自分メモ)。
- 先週の週刊新潮「墓碑銘」、渋沢栄一の孫でエッセイストだった鮫島純子さんの記事にコメントしましたが、100歳の誕生日目前の昨年8月に取材させていただきました。メインの元気の秘訣の話のほかにも、戦前・戦中・戦後の話。とりわけ名古屋で焼夷弾、防空壕、命からがら・・の話をお聞かせいただいたこと、私は一生忘れません。ありがとうございました。
- そして、エゴン・シーレ展で買ったトートバッグを持ち歩いている今日この頃です。