大阪 下町酒場列伝
井上理津子 著【著書紹介】
2004年発行 ちくま文庫 ¥945+税
街が好き、酒が好き、人が好き。そんな大阪の魅力がいっぱいにつまった酒場をたずね歩く。老いも若きも、男も女も、そして、金持ちも貧乏人も、イスに座り、グイといっぱいやれば、みな同じ。人それぞれに人生があるように、素敵な店には、それぞれの歴史があるもの。問わず語りに聞く大将の話も酒場めぐりの醍醐味。梅田、ミナミ、天六、大正、千林…。
これぞ大阪29店。
著者メッセージ
お初天神「春雨」「北龍」、堂島「大輝」、難波「山三」、
大宝寺「若松」、阿倍野「明治屋」「魚市」、新世界「やまと屋」、大正「クラスノ」、千林「丹倉」、空堀「かみなり亭」、平野町「江戸幸」、南田辺「スタンドアサヒ」、放出「大丸屋」九条「小川下」……。
今振り返っても、「庶民文化の殿堂」の店ばかりです。
写真は、牧田清さん。その後、呑み過ぎて亡くなってしまった牧田さんの写真、大迫力です。
主なレビュー
- 2019/10/25 日刊ゲンダイ「酒をめぐる物語」に書評。「大阪の下町風情たっぷりの居酒屋29店」