大阪おんな自分流─扉を開けた8人の肖像
井上理津子 著【著書紹介】
1998年発行 ヒューマガジン=大阪府男女協働社会づくり財団企画 ¥1,300+税
弁護士・佐々木静子、ピアニスト・横井和子、市民運動家・飯田しづえ等、女性への偏見や差別の厳しかった時代、各々の流儀で新しい扉を開け、逞しく生き抜いてきた「大阪おんな」の半生記集。
著者メッセージ
1998年、財団法人大阪府男女共働社会づくり財団(当時)の企画・編集で、井上が取材・執筆を担当。
経済学者・竹中恵美子さん、弁護士・佐々木静子さん、随筆家・岡部伊都子さん、部落解放運動家・大川恵美子さん、エルダーホステル協会会長・豊後レイコさん、ピアニスト・横井和子さん、俳人・桂信子さん、市民運動家・飯田しづえさんのライフヒストリーを書きました。
ステレオタイプの"大阪のおんな"とひと味違います。職業や活動分野を力強く切り拓いた女性たち。その後、半数が鬼籍に入られました。あとがきの冒頭に「時代は、人が作っていくものなんだ──。校正原稿を前に、改めてそう思えてきました」と記しましたが、10年以上経った今、その思いを強くします。