お知らせ

近況

2024/11/03お知らせ

  • ガイドブックにない もうひとつの東京を歩く: 東京社会科散歩』発刊になりました。
    元日刊現代写真部長の高野宏治さんによる表紙の写真、私が言うのもなんですが、素晴らしいのです。題して「新宿の月」。ちょっとアビーロード風。靖国通り。あの高さにまあるい月が上がっているのだから、終電に近い時刻でしょうか。当たり前ですが、同じ日にそれと同じ月が、本書に掲載したどの土地をも照らしていたのだと思うと、ぐっときます。
  • 「サインを」とおっしゃってくださる本屋さん、超少量でもご遠慮なくお申し付けください。どこへでも喜んで伺います!
  • いま、次の本の取材が終盤に。葬送、墓方面。猛烈に動き回っています。
  • そして、毎週金曜の早朝には山谷に出向いています。
  • そしてそして、9月=風邪で籠っていた反動か。10月は全てのお誘いに応え、のこのこ出ていきました。飲み12日/10月。この年でようやるわ。と自分でも思います。でもまあいいやんね。「2軒目」には行かなくなってるし。

近況

2024/09/29お知らせ

  • 6カ月のごぶさたでした。プライベートなことですが、夏のはじめに両親の17回忌を行い、お盆に山谷の夏祭りのお手伝いに入り、晩夏は立山登山に。気がつけば秋になっていましたが、今年はベランダの朝顔の1輪目が咲いたのが9/11。どうなっているのよ。とぶつぶつ言ってたら体調を壊し。自覚的にはコロナですが、かかりつけ医によるとは「風邪」だそう。
  • で、その風邪が長引きました。風邪ひくの、15年ぶりくらい。すごくしんどがかったのに、かかりつけ医は「軽症です」と。いつか命を閉じるときは、こんなもんじゃないんだろうなと思ったりしました。この夏、大好きだった人たち4人、次々と旅立たれた。ご冥福をお祈りします。
  • 今もって信じられないのが、佐々涼子さん。2015年6月29日から仲良しでした。今週の金曜(10/4)発行の「週刊読書人」に、『エンド・オブ・ライフ』の追悼書評を書いたので、そちらをご覧いただけたらと思います。
  • もうひとかたは、日暮里の、大正期から続く佃煮屋の「中野屋」の金子良子さん(99)。『絶滅危惧個人商店』で取材させてもらったとき、かっこよさにたまげたのが、お付き合いの始まり。現役で店に立ってらっしゃるだけでもすごいのに、ライブハウスでシャンソンを歌ってらっしゃる。麻雀に油絵にフランス刺繍に・・趣味多し。その後、週刊新潮の特別読物で密着させてもらったのは去年。ライブ素敵だったし、秋には謡の発表会も拝見した。この春、骨折入院。「退院してから、美容院に髪を、いつものように赤く染めに行ってましたよ」「デイサービスのお迎え、男性が手を取ってくれると喜んでましたよ」と甥っ子さんご夫妻。弔問に伺ったら「これ、伯母が大好きだったので」とアップルパイをいただいた。
  • 近年オープンの本屋さんをめぐる日刊ゲンダイ「本屋はワンダーランドだ」連載1年経過。今週の取材分が54軒目。減ってる、ダメダメ、と言われる本屋業界だけど、どっこい。意欲も工夫もいっぱいの独立系書店さん、がんばってます。限られた冊数の中に拙著『絶滅危惧個人商店』置いてくださってるところ、時々あって、飛びあがります。
  • 「小説宝石」の「東京で見つけたもの」の前回は、「東京の町寿司」。ちょっとまとめてみると──。
    江戸前寿司の江戸前は、江戸の前の江戸湾/文政期に誕生/酢〆、茹でる、煮る、の仕事をしないと日持ちが悪かった/江戸には単身赴任の男たち数多。屋台寿司はファストフード/1貫2貫の数え方は、一文銭1000個の大きさから/東京の、関東大震災と第2次世界大戦の被災によって、職人が散らばり、全国へ広まった/戦後の食料統制時、すし組合が機転をきかせて「1合の米を持ってきたら、10貫と引き換える」→一人前が10貫に/回転寿司は大阪から(これは昔からの私の持ちネタ)/寿司教室、大人気/寿司ロボットは81年〜。その進化ぶり、半端ない。
    といったことを、あちこち取材で知って。掘り起こし、面白いです。
  • 10月発売の『ガイドブックにない もうひとつの東京を歩く』の予約が始まりました。よろしくお願いします。

近況

2024/05/25お知らせ

  • 今年もGW明けに四国遍路を歩いてきました。オータさんと。区切り打ち6回目。午後に高知空港に着いた1日目1万3398歩、2日目5万2012歩、3日目5万4044歩、午前中だけ歩いた4日目2万2782歩。ほぼ海辺、国道55号をひたすら高知市方向へ。札所は27番と28番。いやはやよく歩きました。夜毎のビールのおいしいことおいしいこと・・・でしたが、年1のこのペースでいけば、満願は100歳を超えそうです〜。
  • 「小説宝石」連載の「東京で見つけたもの」2回目は「東京の水道水」。小河内ダム、羽村取水所、玉川上水、神田上水、金町浄水場、そのほかもいろいろ取材して、面白かったのなんのって。太宰治の玉川上水入水を「青森の方だから、上水の大切さをご存知なかったのでしょう」と杉本苑子が一刀両断にしていたなんてことも。なお、この取材後、ミネラルウォーターを買うのをやめて、水道水をがぶがぶ飲んでいます。おいしいんだもの、水道水。
  • 日刊ゲンダイ「本屋はワンダーランドだ」で伺う独立系書店に、ジン、リトルプレスと呼ばれる自主出版物を置いているところが少なくなく、徐々に気になり出し、先日、ついに「文学フリマ」に行ってきた(東京流通センター)。すごいねっ。出展者約4000、入場者約1万2000人。「活字離れ・どこ吹く風」感が。調子に乗って財布の紐を緩めまくってしまい・・・。しかし、私にとってはまだ謎多数です「文フリ現象」。
  • 次の本『東京社会科見学』(たぶん)のゲラ戻しました、葬送・墓、注力しています、「東京で見つけたもの」の次は「緑」です、などなど、なんとなく気忙しい今日この頃ですが、なんとか。飲んでもいます。そして、今週末は久しぶりに大阪です。

近況

2024/03/18お知らせ

  • 気の早い桜が咲き始めています。今年はいい春がやってきますように。
  • 「小説宝石」(光文社)に、新連載「東京で見つけたもの」始まりました。ご担当によるリードは「関西生まれのベテランライターが、東京に引っ越してきて見つけた、不思議で変でおもろいコトにツッコみますーー」。第1回は「富士塚と富士講」。富士塚って、ないんですよね、関西に。なので、初めて見たとき「なんじゃこりゃ」と思った。あちこちの富士塚行ったり、今も活動なさっている富士講の人たちに話聞いたり、「山開き」やお祭り、いわば上部団体の扶桑教、それに開祖が修行したとされる富士山麓の洞窟も取材。ほぼ一年がかり。驚きっぱなしでした。ご覧いただけたら幸いです。
  • 30枚の「東京で見つけたもの」に対し、「本屋はワンダーランドだ」(日刊ゲンダイ)は、11×70行だからおよそ2枚。私はたくさん取材しちゃうほうなので、情報の「切り捨て」に、毎週唸ってます。しかししかし本屋さんはワンダーランドだとつくづく。店主の数だけ個性がある、ともつくづく。
  • ところで、12月に作ったメガネ(遠近両用)を1月に受け取りに行くと度が合わなくて、以降、検査検査を繰り返し、このほどようやくそのメガネを手にしましたが、どうも目が弱ってきているようです。ま、酷使してきたから、しょうがないか。以前が良すぎたし。
  • ではみなさん、この春もどうぞよろしくお願いいたします。

近況

2024/02/11お知らせ

  • 雪降ったり、ぽかぽかしたり。例年こうだったのか、今年とくに、なのか。能登地震に遭われた方々、お見舞い申し上げます。ちょくちょくあちこちで募金箱に反応していますがすすk、それくらいしかできなくて歯痒く、、、すみません。
  • 日刊ゲンダイ金曜日連載の「本屋はワンダーランドだ」。2017年まで同じ企画をやっていた、あの頃との違いは、圧倒的に独立系書店が増えていること。元・版元や編プロの人がはじめた一人出版社を兼ねている店や、元・書店員さんが満を持して独立した店、はたまた全く他の業種からえいやっと参入した店。それぞれに全力で展開されていて、なんと力強いことか。新しい風が、今吹いてきていると感じます。
  • 『絶滅危惧個人商店』が文庫になりました。「ちくま」の次号にも書いたのですが、今年は戦後79年、来年は80年。市井の人たちが戦前・戦中・戦後をどんな思いでどう暮らしたのかといったことを耳にすることが、とんとなくなりましたが、改めて読むと、店主さんたちが店のありよう、ヒストリーに加えて、戦時中のこともありありとお話しくださっている。店主の言葉であの時代を伝える側面もあったのかもと。よろしくお願いいたします。
  • その『絶滅危惧個人商店』をはじめ、私の本ほぼ全部を、高円寺「本の長屋」の私の棚「スイカ堂」に並べています。見に来てくださ〜い。
  • ところで、1月半ばにインドに行ってきました。忘れないうちに書いておかなければと、ベナレスの話をブログに書きました。あと、本屋巡りした話もそのうち書こうと思っていますので、気長に待ってもらえたらうれしいです。

近況

2024/01/06お知らせ

  • 2024年、はじまりました。年賀状を添付。(PDF: 373KB)
    ノリで書いちゃった「空に太陽がある限り」は、1970年にしきのあきら。って分かりますよね?
    今年も何卒よろしくお願いいたします。

近況

2023/12/23お知らせ

  • いつの間にやら季節が変わり、あらあらもう年末。でも、何はさておき、友人ちの庭からやってきた柚子、柚子、柚子・・・の柚子風呂ざんまいの今日この頃です。
  • 振り返るに、今年は『師弟百景』『葬送のお仕事』が出せた。よし、としましょう(自分的に)。でも、それらに近い分野、別の分野とも、「取材させてやったのに、いったいどうなってるんだ」の方々、ごめんなさい。また来年に持ち越し・・・・ご寛容いただけますよう、伏して。
  • 執筆協力した『勇気と覚悟 視覚障害学生の実験教育における技術支援』(早稲田大学理工学術院総合事務・技術センター編、早稲田大学出版部刊)が、いま手元にあります。2019年、早稲田大学先進理工学部に全盲の学生が入学した。「見えない」人に、どうすれば実験科目を履修してもらえるか。まるでプロジェクトX。やり抜き、全盲学生は優秀な成績で今春卒業し、大学院に進んだーー。私は執筆協力にすぎませんが、世界的にもまったく新しい歴史の記録に携わることができたと感慨深いです。
  • と、アカデミック分野に関係した一方、今月はエロ分野も一本。週刊ポストで「女風(女性向け風俗)」の取材に励みました。そちらも、「いま」という時代を映してますねー。感銘を受けたり、頭くらくらしたり、忙しかったですが。
  • 先日、浅草「Readin Writen」でトークしたとき、なんと00年頃に関西赴任し、「月刊大阪人」で私の酒場の連載を読み、バックナンバーを図書館でコピーまでしていた、という方が来てくださってて、もちろんその後『大阪下町酒場列伝』お求めで、掲載のお初天神「北龍」によく行ったって。嬉しすぎました!
  • さて、またダイエットしようと思います。恒例のママ友箱根旅行で、「1週間に100グラムずつ減」「毎週LINEで体重を報告し合う」と3人で確認し合いました。現実的な数字から1年で5,6キロってことです。みなさま、良いお年をお迎えください。

近況

2023/10/14お知らせ

  • 10月に入って、やっとウチに夏がきました。ベランダの朝顔、9月から咲き始めて、いま真っ盛り。今朝も51輪。こんなに涼しくなったのに、と思いきや、気仙沼の先輩から高級魚、サンマが届き、それは例年より1か月ほど遅かったんですね。ああややこしい・・。
  • 葬送のお仕事』、10/20発刊なります。小学校高学年〜高校生をメーン読者とする解放出版社の「お仕事探検隊」(大切なのに、あまり知られていない仕事を紹介するシリーズ)の第3弾です。私には前著『葬送のお仕事』(新潮社)があるから、オーダーもらったとき「はい、3ヶ月で書きます」と言ったのに、丸2年かかってしまった書き下ろし。葬送のさまざまな仕事をしている若い人たちにインタビューもし、葬送の仕事がいかなる仕事かを、メンタル面、実行面、社会的背景も記しました。知る年齢は早いに越したことない。その後の考え方も生き方も勉強の仕方も深まるでしょうから。書店もさることながら、学校図書館、公立図書館にも収書していただきたく、よろしくお願いいたします。
  • 高円寺のコクテイル書房がやっている共有書店の「本の長屋」。1凾借りてて(凾主と言います)、近年の拙著をすべて置いています(売っています)。あちら方面行かれる時は、覗いてください。築100年。梁も柱もしびれる空間ですよ〜。
  • 9月から日刊ゲンダイ、金曜日の読書面で「本屋はワンダーランドだ」連載始まりました。近年開業した本屋さん(新刊・古本)を中心に回る訪問記。以前(2011~2017)もやっていたのですが、当時との違いは、お店から固定電話が消えていること。アポ取り電話がしにくくなりました。と、まあそんなことは外側の話で、工夫を重ねて健闘なさっている本屋さんが目白押し。取材楽しくてたまないで〜す。
  • というのをやっていたら、中央公論11月号の第2特集も本屋さん。独立系4店、ルポしました。いずれも、個性がきらり。繁盛店には繁盛店のある種法則があるのだとひしひし。うちの近所にほしい本屋さんばかりです。
  • 日帰りで沖縄行ったり、大阪行ったり。老体に鞭打ってバタバタ働いた自分へのご褒美に、先日、鹿島神宮(茨城県)と香取神宮(千葉県)への小さな旅。私のホームタウン・奈良の鹿のルーツは鹿島神宮・・だから、一度ゆっくり行ってみたかったのです。老松生い茂る森に身を置くと、それだけでパワーもらえますね、やっぱり。
  • さて、次は年内目標にアレとアレに取りかかっています。

近況

2023/07/10お知らせ

  • 今年のアサガオ、順調に生育していっています。プランター11個。ベランダがけっこうアサガオです。花、もうすぐっぽい感じなので、毎朝起きる楽しみはコレ。
  • 『師弟百景』、ありがたいことに3刷決まりました。そうです、中高生のみなさん、もうすぐ夏休みです。「読書感想文」の宿題を『師弟百景』で書きませんか。と営業したいなあ。と思ったけど、そういう宿題はもうないのでしょうかね。という自分を振り返るに、小中高とも宿題のない学校だったなーと。子どもたちの学校にはあった。娘、小1の8/30、宿題の紙一式がない!と大騒ぎ。翌8/31、紙一式を入手し、左手で鉛筆持ってみんなで彼女の宿題をしたなー。とも。なんのこっちゃ。
  • 高円寺にできた「本の長屋」という、貸し棚本屋さん。ひょんなことから、そこの「棚主」の一人になりました。古本並べてる棚が最も多いけど、小さな版元さんが自社の本並べてる棚や、私みたいに自分の本ならベている著者棚もあって、なかなか面白い。行くたび(って、まだ2回しか行ってないくせに)2〜3冊買ってしまう相性の良さ。わたしの棚主屋号は「スイカ堂」。
  • なんで「スイカ堂」なのかというと、私の俳号「井上スイカ」から。井上スイカは、詩人・俳人の正津勉さんがつけてくださったのだった。
  • さて、先週末、次に出す本の『あとがき」書き終わって、秩父のいつもの温泉へGO。そして、渋い鰻屋さん見つけて。ふわふわと美味しかったのですが、そうすると、それが引き金になって、やっぱり大阪・天満の「じん田」の大阪焼きの鰻が食べたくなる、欲ぶかさ。ナンギです。

近況

2023/05/29お知らせ

  • 今年はちょっと早めに、とアサガオの種を蒔いたら、もうポツポツと出はじめました。この調子でいくと梅雨どきに花を咲かせてくれるのかな。楽しみです。
  • 『師弟百景』発行になって、もうすぐ3か月。書評に取り上げてもらったり、ラジオに出演させてもらったりも多く、おかげさまで割に早く重版かかりました。じゅうはん・・残しておきたい美しい大和言葉だということで(笑)、それに託けた飲み会を、いざ研のお仲間たちが開いてくれ、韓国焼酎をたんまり飲みました。
  • 『師弟百景』にいろいろな感想をいただいたなかで、かなり強烈だったのが、ジュンク堂のあの福嶋さんの「井上さん自身は気づいてないかもしれないけど、この本はいま現在の文明、資本主義社会に物申す、貴重な本ですよ」という言葉。そう、私自身はそんな遠大なこと、これっぽっちも思っていませんでしたが、難度の高い、丁寧なものづくりを人から人へ伝えていくことは、そのおこない自体が、「今」へのアンチテーゼ? と。いやいや「刀、かっこいいじゃん」「仏師? それなんだ」とかどんな方向でもいいので、読んでください。
  • 冬から春に取材していた、とても元気な高齢者たちのこと。週刊新潮6/1号、特別読物「86歳〜100歳『介護保険』要らずの『生涯現役』は“来し方”に秘訣」となりました。ご登場4人とも、年齢などひょいと飛び越えて「お友達」になりたくなる人ばかり。ちなみに、曲師の祐子師匠、取材の後、手袋を編んで送ってきてくださったんですよ。今月末は、金子良子さん(98)のシャンソンライブ行くし。
  • 5月の連休明け、ただただ歩きました。場所は室戸岬あたり。1日目34,260歩、2日目52,127歩、3日目38,373歩。コロナ明け、お遍路再開、オータさんと。海も浜も緑もきれいすぎた。作った俳句を毎日新聞の俳句係に投句したけど、どうやら没になったみたい。

近況

2023/03/14お知らせ

  • 近所の気の早い桜がもう満開で、家の中にはコデマリがたっぷり。あー、あれもこれも積み残してもう1年経ってしまったのか。とは考えず、「OK。春がきた」とまっすぐに思おう(と、自分に語る)。
  • 『師弟百景』(辰巳出版)が発行になりました。元は、茶道文化の月刊誌「なごみ」の連載。一子相伝ではない、伝統工芸的なものづくりの師弟を取材したものです。実は四半世紀前、ある職人さんの取材で「作業しながらお考えになっていることは」と質問したとき、「(あなたに)早く帰ってほしい。それだけだ」と言われて真っ青になったことが頭の片隅にずっとあったのですが、そんな意地悪な親方は今回一人もいらっしゃらなかった。むしろ饒舌。その職人仕事の周辺のことまであれこれお聞かせくださった方が多く、なるほどお弟子さんとの関係が変わってきていることにもつながるんじゃないか・・と妙に納得したりも。読んでください。
  • その『師弟百景』、本屋さんでは「工芸・芸術」などの棚に並んでいるようですが、目指すは新刊棚だ、がんばれ(と、本に言う)。
  • そのほか、健康寿命のとても高い方々の取材、終了。大学関係は佳境。葬送本1はもうすぐ。葬送本2もその一部がもうすぐ(と、これらは自分メモ)。
  • 先週の週刊新潮「墓碑銘」、渋沢栄一の孫でエッセイストだった鮫島純子さんの記事にコメントしましたが、100歳の誕生日目前の昨年8月に取材させていただきました。メインの元気の秘訣の話のほかにも、戦前・戦中・戦後の話。とりわけ名古屋で焼夷弾、防空壕、命からがら・・の話をお聞かせいただいたこと、私は一生忘れません。ありがとうございました。
  • そして、エゴン・シーレ展で買ったトートバッグを持ち歩いている今日この頃です。

近況

2023/01/24お知らせ

  • 先日、青森&秋田へ出張に。泊まりは秋田だったので、誘いたい、行きたい。と、地元民アブミさんを誘って、居酒屋「秋田杉」へ。北前船の本を出してらしたアブミさんとは2003年くらいに取材で知り合って。2008年に『旅情酒場をゆく』で秋田に行ったとき、そのアブミさんが大推薦してくれたのが、地場の酒と地場の料理ばかりの「秋田杉」。飲んで、書いて。。それから15年。オレンジ色のTシャツの似合うマスターは息子さんと一緒にますますいい味出していて。アブミさんはワイン派に変わっていたけど、独立してつくった自分の会社ばっちりで。「井上さんちっとも変わらないね」。お世辞もうれしく、再訪できた幸せに包まれた。
  • で、改めて『旅情酒場をゆく』読んだら、これが面白い。めちゃくちゃ面白い。秋田杉の回も、仙台の回も、紀伊勝浦の回も、下関の回も、伊香保温泉の回も、下関の回も(以下略)。あの頃、アレだけ飲んでも頭にメモできたんだなあとビックリする。今はもう、そんな芸当できないな。1滴でも入ると、すぐに忘れるから。いやいや、1滴も入らなくても、すぐ忘れる。
  • 今日ジムで、ボディビル選手のコーチ(女子)が、ちょっといいことあって(専門雑誌からの取材オファーがきたって)、「私は死ぬ前の日まで筋トレするの」とにこやかに。ステキステキ、素晴らしい!!!! 私も死ぬ前の日までジムと原稿。うん、そうします。
  • ところで、「ユーミン・ミュージアム」なるイベントにも行ってきて。やっぱりユーミンは私の青春そのもの・・です。
  • さて、ただ今、ゲラと格闘中の次の本。『師弟百景 “技”をつないでいく職人という生き方』(辰巳出版)。Amazon予約が始まりました。みなさん、よろしくお願いいたします。
  • 2023年の年賀状はこれ。

近況

2022/09/10お知らせ

  • 土用の丑を前に鰻を食べに行った雑司が谷の公園で、初蝉の声を聞いたとき「いい夏になりそう」と思ったのですが、結局また「まあまあ」に終わった。もっとも、9月になって咲き出したベランダの朝顔が、いままさに旬。今朝など43輪ですよ、43輪。でもまあ「まあまあ」くらいがちょうどいいのかも。病気せず、ケガせず、二日酔い(あんまり)せず、失せ物はあちこちで。
  • 明治神宮で商売道具のICレコーダーを落とし、熊本空港で買ったばかりの土産物を忘れ。つい先日は、駐輪場に自転車がなくなっている!と慌て、管理人室に走るわ、警察に盗難届出すわ、した翌々日「放置自転車のお知らせ」ハガキが。とある場所に置いたことを忘れて帰ってきていたと、やっと気づいたのでした。しっかりしろよイノウエ。
  • 8月末「エンディング産業展」の、葬儀IT関係のブースで、資料をくれた人に名刺を渡すと「もしかして?」とその人。「あの本の人ですよね?」と。あの本・・『今どきの納骨堂』ですって。。仙台の大学で『今どきの・』で卒論書いて、大学院に進んだんですが、やっぱり実業の世界へと上京して、この会社に入ったんです・・・・と、あの本に書いた自動搬送式納骨堂のことをおっしゃって。前回に続き、私、また飛び上がった!
  • 9月3日、荒川・四つ木橋の下での関東大震災時朝鮮人虐殺追悼集会へ。よく晴れた日で、かつてあの日もこんな天気だったのかなーとじりじりとした気持ちになりながら、3世の若い人の素晴らしいスピーチや、赤、黄色、青、黒、白の衣装の人たちが奏でる朝鮮音楽。いろいろに思いを馳せました。
  • 春に上梓した『ぶらり大阪味な店めぐり』掲載の1店、天神橋筋商店街の「鮨処利休」さんがこのほど閉店された。「せっかくいい店、見つかったのに」と友人読者たちからブーイング。私も残念ですが「人生の黄昏を迎え、日の沈む前に引退しようと思います」と挨拶文に。大将の体調悪化のため、ご理解ください。
  • ところで、クルマ買いました。東京来てから初のクルマのある日常、やっぱり快適。歩道から見る景色と、車道のクルマから見る景色の両方で「まち」が腑に落ちます。どこでも乗って行くので、クルマが必要な仕事のオーダー、待ってます。

近況

2022/07/01お知らせ

  • 梅雨がさっさと明けて夏本番。コンクリートの照り返しは苦手ですが、入道雲にワクワクし、ピンクのキョウチクトウやオレンジのノウゼンカズラにウキウキ・・やっぱり好きです、この季節。あ、ベランダの朝顔、準備万端。
  • 最近一番うれしかったのは、知らない人からfbのメッセージが届いたこと。
    〈2018年に台湾に旅行。台北の紀伊国屋書店で『葬送の仕事師たち』が目にとまり、買ってホテルで夢中で読んだ。とりわけエンバーマーのところを。2年間考え、転職を決意。2020年にヒューマンセレモニー専門学校エンバーマー学科に入学し、今春卒業。エンバーマー資格を取得し、葬儀社に再就職。エンバーマーとして働き始めました〉
    という内容の。嬉しすぎて、ふるえました。
  • いま、その関連本を2冊、執筆中です。とてもとても励みになります。早く書き終わって、早く案内したいですが、まだまだ渦中です。。
  • 他に、あれもこれも渋滞。仕上がりはまだ大丈夫と思うのですが、スピードが劣化しているよな、と思います。何しろ高齢者だもん。
  • ここ2週間、ムスメたちが一時帰国していて、5歳児と2人でヨシタケシンスケ展(最高)、地下鉄博物館(もはや常連)、ボウリング(結局ひとりで4ゲーム)へ。おかげさまでいい息抜きに。
  • 息抜きといえば、オータさんとユーミンのコンサートへも。新しい曲もいいけど、古いの聴いてたら、人生あのときこのときを振り返ったりなんかもして。全曲口ずさめるわよ、わたし(ただし、口ずさむと「御詠歌?」と言われるんだけど)。
  • ちょっと緩んでました。すみません(ご担当様)。引き締め、走ります。7月1日記す。

近況

2022/04/12お知らせ

  • すでに花吹雪。今年の桜は駆け足でやってきて、駆け足で去っていったような気がします。
  • 『ぶらり大阪味な店めぐり』が発行になりました。産業編集センターの「わたしの旅ブックス」シリーズの1冊として。朝日新聞大阪本社版連載「味な人」連載がまとまった第2弾です。個人経営の小さな店をめぐる、一人称での味紀行。校正しながら「おいしいはドラマだ」と思った。買ってください!
  • 「東京フィールドワーク」(月刊部落解放)15回目は、芝浦屠場から品川宿、鈴ヶ森刑場跡へ。屠場OBの方の案内も、品川宿・街道文庫さんの「飯盛旅籠」ずらり時代の説明も、鈴ヶ森刑場跡を管理するご住職の考察もしびれました。まちを掘る、やっぱり好き。
  • 「カムカムエヴリバディ」、100年・3代の構成、なかなかでしたね! 安子さんが渡米後、どんな階段を上がってキャスティング・プロデューサーになったのか。明かされないのは、想像してねということ? もうちょっとヒントくれなきゃ想像できないよ、と終わってからぶつぶつ言うのは、面白かったってことでしょう。知らんけど。

近況

2022/02/10お知らせ

  • 東京に雪が降り、美しいけど寒い日の更新となりました。
  • 12月に兄が亡くなりました。先日、若い友人に「長く離れていると、きょうだいが亡くなってもあまり悲しくないものなんですね」と言われて、あ〜、私、ムリしてるのかな、と。いいえ。しばらく全くダメだったし、まだ少しアレです。兄は35年前からLA在住。昨年3月、2本目のワクチンを打った後、倒れて。でも、アメリカでも日本でもワクチンとの因果関係は、ほぼスルーされているんですよね・・。
  • 久々に『絶滅危惧個人商店』が紹介されました。朝日新聞折り込みの「定年時代」という朝日新聞折り込み紙に。うれしい!
  • いま、連載2本を本に+書き下ろしを2冊。のさなかにいます。自分では、よく働いているなあと思いますが、4冊とも、本に登場する方々の働きぶりには(比べるもんじゃないですが)、とんでも及びません。昨日も息抜きに、書店めぐり。たくさん本買って、そしてジュンク堂ではオセロも買った。そしたら、今日のジュンク堂関連hontoメールに、トランプやゲームの案内がたっぷり入ってきて、らやられたな。
  • 仕事とは別に、いま読んでる本は上原善行『四国辺土』。いま見ているドラマは『恋せぬふたり』。

近況

2021/09/07お知らせ

  • 8月、日刊ゲンダイに「コロナ禍の弔いニューノーマル」連載を15回しました。結構ドタバタ。多くの皆様に「明日中に取材を」などと無茶をお願いし、でもご協力いただき、本当にありがとうございました。直葬、一日葬、事前焼香が増え、そして。これからも追いかけたいと思いますので、関係各所様、引き続きよろしくお願いします。
  • 6月〜8月、山谷を歩き、来月号の「月刊部落解放」の「東京フィールドワーク」に。それなりに勝手知ったるエリアなのですが、いいえ、勝手知ってはいなかったよな、と思うことしきり。ぜひ読んでください。
  • そうそう。以前の同じ欄での取材が縁でお声掛けいただき、荒川区尾久の「防空壕」が取り壊されるところを見学に行った。元消防署長さんのご自宅の庭に、しっかりコンクチート出入り口を固めた防空壕。土砂が入り込んでいて、私は中には足を踏み入れられなかったけど、6畳ほどの広さとのこと。いろいろに想いを馳せました。
  • ちょっとだけ夏休みは、ちょっとだけ山登りに。冬ごろ膝痛に苦しんだのが嘘のように、歩けた歩けた。週3カーブスのおかげです。カーブスさん、ありがとう。
  • インドがやばくなって帰国していたムスメ一家。集団免疫できて先週戻っていったのですが、帰国中何度か会った0歳児、私の顔を見ると途端に泣く。泣きまくる。5歳児に「なんでかな」と聞くと、「顔のシワがこわいんだよ」ですって。一理あるかも。シワとり顔面運動に励んでるわよ、いま。

近況

2021/07/07お知らせ

  • 熱海の土石流に震えあがりました。お見舞い申し上げます。東京でも「さすが梅雨です」みたいな毎日です。
  • 6月末に、フューネラルビジネスフェア(葬儀業界の見本市)へ。IFSA(日本遺体衛生保全協会)のブースで、系列の学校の方から「井上さんの『葬送の仕事師たち』を読んだのを動機に入学してくる子が毎年何人か必ずいるんです。今年も」と聞きました。「単行本は高かったから、最初の頃は社会人入学者でしたが、文庫本出てからは高校生も買えるからか、高校卒業後にストレートに入ってくる子たちが」と。うれしくてうれしくて。あ〜、ほんとにこの本書いてよかったと思いました。
  • 先日、若い同業の人とあれやこれや話していて、「で、井上さんはいつまでやるんですか、この仕事」と聞かれ、「ええっと」と一呼吸おく間に、「コテンといくまで、なんでしょね」とその人。「たぶん図星。だって、他に特にしたいことないし」とかとかと私。「生涯、一兵卒宣言ですね」「そ、そう」。
  • 近ごろのお気に入りは「満願の湯」という日帰り温泉。もう、ここナシの暮らしは考えられなくなった!というほど気に入り、日常化しています。
  • まともな夏がやってきますように!

近況

2021/05/26お知らせ

  • わーー。5月も下旬になってしまいました。例年よりも「早い」と感じるのは私だけでしょうか。
  • このかん、2月のある朝、池袋駅の階段を駆け下り中に「ギックリ膝」のような痛みに襲われ、もはやこれまでかーーあたま真っ暗になりましたが、膝にいいと聞くことはなんでもやってやろうじゃないか。と、整体、膝体操、プールのウォーキング、整形外科の湿布薬、スウェーデン製の靴、カーブス、湯治、そして減量(はちょっとだけだけど)に励み、いったいどれが効いたのか分からないけど、復活できた。ということがありました。やれやれ。
  • 「東京フィールドワーク」で訪ねた「荒川区尾久」はびっくりでした。じつは本土初空襲の地。ところが、まるで戒厳令下のように長い間語られてこなかったのだから。掘り起こす人がちゃんといらっしゃり、「被害」の歴史が「加害」の歴史につながって。詳しくは「部落解放」6月号手にとって見てください。大きな書店には売っています。
  • 去年「なごみ」に連載した「師弟百景」、書籍化決まりました。加筆しなければ。もう一つ、葬送関係の本も書き下ろし中。仕事いただけるのは本当にありがたい、と改めて思うコロナ禍です。外飲みに行けないのは辛いけど。
  • 今年はサフィニアもペチュニアも枯れる。で、跡地に今日はパセリとレタスを植えました。

近況

2021/01/30お知らせ

  • 新年早々、常磐線の中に置き忘れたトートバッグがそのまま上野駅に保管されていたり、 神保町の喫茶店に忘れた携帯電話が、ケースにクレジットカードもスイカも入れてたのに出てきたり。 膝は痛いが、いいことばかり。そんなこんなのうちに、1月もあとわずかに。 窓辺に置いた赤いシクラメンが、なぜだかやたら元気です。
  • リモートもだいぶ慣れてきました。でも、こと取材においては「対面」にやっぱりかなわない。 なので、近頃は(先方がOKなら)対面希望で依頼するように方向転換。
    何がいいって、対面は「雑談」だっていっぱいできる。
    そうか、それがキモだったのかもと今さらながら思ったり。
  • 『医療現場は地獄の戦場だった!』『絶滅危惧 個人商店』とも、書評などで取り上げられてきていますが(ありがとうございます)、 部数的には苦戦。どちらも、絶対損はさせません本ですので、皆様どうぞよろしくお願いします。
  • 「部落解放」の「東京フィールドワーク」で、次号は新大久保。行けば行くほど深淵なまちですね。 余談ながら、新大久保のコスメ店で買った美容液が素晴らしすぎて、まいった!
  • アレとかコレとか、目下、仕込み中です。コロナ禍、収束に向かいますように。

近況

2020/12/06お知らせ

  • 新刊2冊。案内させてください。
  • 1冊は『医療現場は地獄の戦場だった!』(ビジネス社、大内啓著、聞き手=井上理津子)。
    米ボストンのハーバード大系列・巨大病院の救急部でコロナ最前線に立った大内(甥っ子です)の現場リポートを、オンライン取材で書き起こしました。「オーバーなタイトルだね」と言われましたが、全然オーバーじゃなくて、マジです。パンデミック時の患者が、医療者が・・のナマの報告。「日本の人達にもう少しはコロナ への危機感をを持ってもらうのに役立つかもしれない。と思ったのが執筆動機だ」(まえがき)。今こそ読んでください。
  • もう一冊は、『絶滅危惧 個人商店』(筑摩書房)。
    コンビニやチェーン店と違って、古くからの個人商店は地域の人々の交流の場であり、商店主は地域の消費アドバイザーなんですよね。
    日暮里の佃煮屋、鶴見の精肉店と魚屋、芝の魚屋、神田の豆腐屋、大田区の青果店、吉祥寺のジーンズショップ、阿佐ヶ谷の自転車屋、西荻の時計店、亀有の書店、南砂町の古本屋、大山の文具店、麻布十番の玩具屋、池上の駄菓子店、雑司が谷の花屋、成増の質屋、神楽坂の銭湯。ドラマが詰まってます。
  • 始まりがあれば、終わりがある。当たり前だけど、やっぱり寂しいですね。「日遊協」の「アンテナショップに行こう!」と「なごみ」の「師弟百景」が終了。このご時世、「お疲れさん会」とかできないし。そういうのができた頃が懐かしいなあ・・。
  • でも、コロナ禍、途中でちょっと緩んだとき、ママ友3人で西伊豆へ温泉旅行に行きました。そこで、我々は決意しました。漫才師になろう、と。「あさはか姉妹」「おばんです」芸名はどちらがいいですかね?
  • とかなんとか言いながら、今日もパソに向かってます。冷え込んできました。皆様、暖かくしてお過ごしください。乗り切りましょう。

近況

2020/08/22お知らせ

  • コロナ禍のうちに、東京へ来て10年が過ぎました。当初「ま、5、6年かな」とか「(混雑する)東京オリンピックの年には大阪へ戻ろう」とか思っていたのですが、水に合ってしまって。今しばらくお邪魔し続けます。
  • しかし、半年も帰阪しなかったのは初めて。8月末、登壇予定だった奈良での『いつまで続く 女人禁制』出版記念シンポジウムも中止に。
    新幹線の乗り方、忘れそうです(ウソ)。
  • 取材には、マスクをつけて粛々と。「部落解放」連載の「東京フィールドワーク」の今号は池袋西口の「ヤミ市跡〜チャイナタウン」、次号は江東区枝川のコリアンタウンへ。年月を経て移り変わったものと残ったもの。その両方が醸すまちの匂いと人々の言葉を探して歩き、深みにはまっていく楽しさよ。って感じです。
  • 職人世界の現場をお訪ねする「なごみ」の「師弟百景」も絶好調(と自分で言うな)。江戸切子職人の原稿は切子グラスでビール飲みつつ、江戸小紋染め職人の原稿は浴衣姿で、モチベーション上げて書いたりなんかしてました。
  • さて、運動不足解消は・・・9階建マンションの1階に住んでるんですが、朝夕、9階まで往復。ときどき昼もプラス。もう1か月くらい続き、すっかりクライマーズハイ。上階からは豊島園が一望だけど、もうすぐ終わりですね。
  • さてさて、ベランダの朝顔、なぜ今年は咲いてくれないの。と思っていて、ようやく一輪咲いた昨日。コロナ陽性になっていた遠くの身内から、再検査で陰性だったと朗報が届いた。「朝顔、ありがとう」と、たっぷりの水を昨日も今日もやりましたー。

近況

2020/05/04お知らせ

  • この春、大変なことになってしまって、もうGW。それでも、あちこち新緑だし、ツツジだし、ベランダのサフィニアも真っピンクです。
  • 私は、4/4に都心に出たのを最後にほぼ引きこもっています(仕事は電話取材のみで)。それは、コロナ最前線の病院で命がけで働いている医師の甥っ子に「外出しちゃダメ」と怒られたのがきっかけでした。その甥っ子に電話取材した記事がデイリー新潮に。読んでください。
  • 3/3に練馬区へ引っ越しました。東京きてから3か所目。こんなにうろちょろする晩年になろうとは。ですが、まあなんとか。
  • 「ちくま」の連載「絶滅小売店」が終わり、朝日新聞関西版のレギュラー「味な人」がイレギュラーに変わり、寂しくなりました。
  • 一方、「なごみ」の「師弟百景」が落ち着いてきて、「部落解放」の新連載「東京フィールドワーク」が始まりました。とはいえ、コロナ渦、どちらも1回休載。ぼちぼち折り合いをつけて、再稼働予定です。
  • 先日、オンライン打ち合わせ、というのをぎこちなく某社の人と。その人曰く「今後、こういったオンラインなどなどがすらすらできない編集者・ライターは淘汰されていくでしょうね」。ドキッ。生き残りたいので、がんばります。

近況

2020/02/20お知らせ

  • 前回の更新から2か月も経ってしまって、冬がもう終わろうとしています。
  • 先週、夜中に原稿を書いていたら、突然、くしゃみ連発、目がしょぼしょぼに。そう、花粉症になりました。なんと30年ぶり。どうしたものか。その翌日、しょぼしょぼのまま出かけて電車の中でくしゃみをすると(もちろんハンカチで押さえて)、周りから白い目。鉢のむしろ。そりゃそうですよね、今。
  • マスクどこにも売ってない・・と、大津のマエダさんに20個送ってもらって(ありがとうございます)。
    私にとって、人生初のマスク。口元、あたたかいものですねえ。当面コレに頼ります。
  • 淡交社の月刊誌「なごみ」の1月号から、「師弟百景」という連載が始まりました。茶道を中心とした日本文化での師と弟子の思いに触れながら、技術と伝統の受け継がれ方を探ろうという企画。これまで、庭師、釜師、仏師、左官、染織家さんを取材させてもらいましたが、職人さんは無口なのかと思いきや、意外にも饒舌な方が多く、それも金言がぞくぞく出てきて。毎回、おそれいっています。
  • 先日、船に乗りました。日本橋から、日本橋川→隅田川→小名木川→横十軒川→北十軒川を通って、スカイツリーの下まで。途中、パナマ運河式水門あり、(川の)十字路、T字路あり。オリンピック予算がついたところと、つかなかったところで、ぐっと整備状況が異なるなどなどガイドさんの案内もなかなかで。これ、オススメです。
  • なお、ちょっとバタバタしていて、お手紙、メール等へのお返事が、全般的に遅れています。ごめんなさい。

近況

2019/11/14お知らせ

  • 各地の台風被害、沖縄の首里城焼失・・。お見舞い申し上げます。
  • 夜は電気ストーブをつけているのに、朝起きるとベランダで朝顔が咲いている。へんてこりんな11月です。
  • 10月の連休に北海道へ行こうとして、台風で往路便が欠航に。なので、行けないのに、「復路便のキャンセルは『お客様都合』だから、キャンセル料がかかります」と高飛車な航空会社に、女3人、再三再四、思い切り格闘。結果、全額返金を勝ち取って、よっしゃ! その“戦勝会”のため、先日「せり鍋」を囲みました。これ何? と思ったのが、根っこの部分。とってもおいしかった。
  • 先週末、東中野ポレポレ坐でのイベント「紙と紙以前のこと」(EC研究所)へ。日傘づくり(1962、タイ)、宗教的飾りづくり(1973、北インド)などの記録フィルムを見て「ほ〜」と思い、そしてその後、「井上さん、ピタリでしょ」と、誘ってくれたタカダさん。中国雲南省の少数民族・ワ族の2010年の葬送儀礼の記録映像「ヤ・ムンの死」(by乾尚彦先生)。村をあげて死者を送る。死者の魂を送る。役割分担は緩やかで、ずっと麻雀をしている人たちもいる。仏教はわずかに入っているが、独特の伝統、慣習の比重大。生と死が地続きの生命力に、圧倒されました。
  • ちょこちょこと、そういう時間を織り込みながら、基本ずっと仕事。
    「今年、あと1か月半しかない」ではなく、「あと1か月半もある」。と、自分に語りかけているところです。

近況

2019/09/13お知らせ

  • 3か月も、更新をサボっていました。失礼しました。
  • 日中はセミの声。なのに、夕方から秋の虫が鳴いている。と気づいたのは、2週間ほど前でしたか。すっかり後者が優勢になってまいりました。
  • ありがたいことに連載が増え、それらを月のうち20日間をあて、あと10日間を未だ書き下ろせない書き下ろし本の執筆に当てよう。と、毎月毎月思うのですが、なかなかそうは問屋がおろしてくれず・・・の日々となってしまっています。。。。
  • PR誌「ちくま」連載の「絶滅危惧 個人商店」・・で、前回、雑司ヶ谷霊園の花屋さんを取材し、仏花というのはそもそも人間の形にしたものだったと知り、目からウロコ。今回の質屋さんでは「身の丈に合った額を短期間借りるところ」と知り、なるほどなるほどと。いや〜、面白いです、町のお店をお訪ねするの。「ちくま」は書店で無料配布。折あれば、手に取ってください。
  • ところで、先日、「日遊協」(パチンコの業界団体の広報誌です)の連載「アンテナショップに行こう!」で、日本橋の「奈良まほろば館」に伺って、行きたくなって。
    行ってきました、ふるさと奈良へ。興福寺→県庁の屋上→氷室神社→東大寺二月堂・法華堂→春日大社へ、という黄金コース。緑や仏様の補給の心地いいこと。ときどき必要ですね、こういう時間。つきあってくれた同級生のアジオカさん、ありがとう。
  • ところでところで、つい先日は、吉祥寺の古書店で開かれていた「夏葉社の10年」展へ。『本屋図鑑』の原画とかとかステキで見入っていたところ、「マジ?」とびっくり。島田さん(ひとり出版社・夏葉社の代表)が、「今ちょうどコレを読んでたとこ」と、カバンから拙著『親を送る』をお出しになったから。ずっと積んでたけど、たまたまちょっとアレで、とのことだったけど、すごいタイミング。やっぱ、うれしかった。
  • 今後は、あまりサボらず更新しようと思いますので、新装になったブログ「井上理津子の気まぐれ日記」共々よろしくお願いいたします。

近況

2019/06/07お知らせ

  • わさわさしているうちに紫陽花の季節になりました。私の至近距離では、マンションの共用緑地(狭い)に何株か。紫と白の濃淡に見惚れています。
  • 去年上梓した『いまどきの納骨堂ーー新しい供養とお墓のカタチ』から、その関係の講演に、ちょくちょく呼んでいただきます。この本のウリは、お墓に悩んでいる方、選んだ方など利用者の声を聞くことを柱に、新しい形式のお墓を巡って紹介したこと。「お墓」と「家族の形」の変化は不可分、実は「檀家」って言葉は法律からとっくに消えてるんですよ、という話も。
    すると、参加の方々から個別の思いと事情をまたお聞きすることになり、「声」の蓄積が増えました。「女性とお墓」がテーマの講演依頼こないかな、と待っています。
  • 一方で、一般社団法人お寺の未来のwebサイト「まいてら」の「おてらびと物語」にレギュラー執筆が始まっていて、 まだ2回ですが、「お坊さんワールド」にもどんどん惹かれているところです。
  • ところで、つい先日、突然、右腕に激痛。
    自然治癒を祈って、我慢すること1日半。もうムリ、と整形外科へ。
    石灰の塊ができていて、そこに神経が突き刺さっていたそうで、注射一本ですっと治って、それにもびっくりしたんですが、あちこちメンテナンスが必要な年頃だよ、と突きつけられた気分。
    まあゆっくりまいります。

近況

2019/04/06お知らせ

  • 今年は早かったですね、桜。いつものお花見グループ、今年は皆の都合がつかずに見送りになったのが、ちょっと残念ですが、ご近所散策で小さなお花見をたびたびしている今日この頃です。
  • 先日、講演でお邪魔した関西電気保安協会のご担当氏から「速読をしている」話を聞き、俄然私も速読を習得したくなり、目下、速読教本を読んでいるところです。コレができるようになったら、あらゆる資料がすらすら、そして積ん読もなくなる。と、イメージトレーニングだけはもうばっちりですが、さて。
  • インタビューを自分でテープ起こししていると、「お、いい感じで引き出してるやん」と思うところも、「あかんあかん、そこをもう少し続けないと」と思うところもありるけど、実は後者のほうがずっと多くて、へこんじゃうんだな。とこれはひとり言。アレ、本当にもう少しで、です。
  • ところで、このたびの元号変更騒ぎで、30年前、娘の通う保育園に記念休日の「登園」の申し入れして喧々諤々やったことを思い出しますが、そういう暮らし回りの運動を今回は全然見聞きしないですね。困ったもんです。

近況

2019/02/14お知らせ

  • 「ちくま」に連載中の「絶滅危惧 個人商店」。 長く営業されているお店の歴史は、個人史と絡み合って、戦前、戦中、戦後。ひとかどの歩みをお持ちで、取材に行くとこ行くとこ、ファンになっちゃいます。次々号予定のお店で昨日買ったジーンズの穿きやすいこと。
  • 一方で、「日遊協」での「アンテナショップ」訪問は、地方の豊かさに加えて、最先端のハンドリングを、さすがだなあと感心することしきり。 図らずも、好対照の小売現場に並行して伺う楽しさの中にいます。
  • 「雪降ります」のニュースに、翌朝、一面の銀世界を期待して目覚めるんですが、裏切られてばかりでがっかり。1回くらいどーんと降ってほしい。なんて言ったら、雪国の人たちに溜息をつかれちゃうかな。
  • いろいろと自粛した1月の反動か、「気分転換も大事」とちょこちょこと呑みに行っています。ダメですね、「私の1月」まだ終わっていないのに。山谷に、写真家の多田裕美子さんが喫茶とキネマの「泪橋ホール」をオープン。皆様、どうぞご贔屓に〜。

近況

2019/01/08お知らせ

  • 年末の同業の忘年会で、「いつまで?」「終わるまで」「わたしも」「終わらないかも」といった言葉が行き交いましたが、私もやはり。 というか、今年もまた「終わってない」状況で年を越してしまいましたが、間に恒例の「台東区方面詣で」と「親戚大会」と「年賀状書き」もなんとか挟み込んだお正月期間も終了し、2019年が動き出しました。
  • 一冊書くのは、ほんとにしんどいです。命を削ってるな、と思います。
    でも、やり終えなくちゃね。と、今日も自分に発破をかけた。
  • あ、奈良県吉野の「やっこ」さんから、今日届いた柿の葉寿司がスペシャル美味しく、にこにこ。
  • 今年もよろしくお願いいたします。

近況

2018/10/28お知らせ

  • 『葬送の仕事師たち』の後、お骨のゆくえが気になりだして。ちょうどその頃、朝夕、雑司ヶ谷霊園を(わんこと)散歩していて。そんなこんなから「お墓」に興味を持ったのをきっかけに、新しいスタイルのお墓を巡った見聞記が『いまどきの納骨堂』(小学館)となって、10月25日に刊行されました。
  • さっそく本屋さんを見に行くと、「冠婚葬祭」の棚に置かれていて、新刊コーナーに見当たらないのが残念で。なぜなら、お墓は「今」の時代を映す鑑だから。お墓に悩む人ばかりか、悩んでいない人にも社会の問題として読んでほしいのです。核家族化が進んだのは半世紀も前なのに、お墓のカタチの変化は、多様化する家族のカタチと人々の生活感のリアルからずいぶん遅れてやってきて、だからこそ急激なんだと思う。お寺との関係や、家族の捉え方の変革期にきている。自分的には「使えるノンフィクション」が“売り″です。
  • ソチラ方面では、『親を送る』が、来月、集英社文庫に入るので、またご案内させてください。そしてそして、懸案の「山谷」も、きっともうすぐ。
  • PR誌「ちくま」に、「絶滅危惧 個人商店」の連載を12月号からスタート。チェーン店や量販店に負けずに(あるいは、負けても負けても)がんばっている小売店に密着していきます。初回は、亀有の栄眞堂書店。シブかった〜。
  • すっかり、今はもう秋。家の中の掃除もあまりしないくせに、本日急に思い立ち、勝手にマンション共用部の草引きをやったら、すごく気持ちよく、昨夜の酒も抜けた。
    超プライベートでは、娘一家が熱い国から帰国。1時間ちょいの距離になったマゴに「りつこさん」と呼ばせようと特訓する予定。
    朝夕、涼しくなりましたが、みなさま、ご自愛ください。

近況

2018/09/07お知らせ

  • 中国地方、そして関西。お見舞い申し上げます、と思っていたら、ここにきて北海道。日本列島、どうなっちゃったんだーー。東京でぬくぬく暮らしていて、すみません。みたいな心境ですが、もう打ち止めとなり、北海道もなんとかきっと、、と祈っています。
  • そんな折にナンですが、この前、少しだけ夏休み。新潟県十日町市の「松乃坂温泉」に行ってきました。『医師が教える 最強の温泉習慣』の一石英一郎先生の大推薦を受けて、だったんですが、すごかった。火山系ではなく、1万年前の化石から系。比類なき強さで、しかもメタホウ酸含有率日本一。いちおう元旅行ペンクラブ会員だし、結構な数の温泉入ってきたけど、ここは「まったく別物」だと思った。恐れ入りました。
  • さて、『夢の猫本屋ができるまで』を読んでくれた知人から、「ライトなタイトルから、かる〜い本だろうと思って読んだら、豈図らんや。詰まってますね。涙1回流し、手に汗2回握ったよ」とメール。私は「豈図らんや」が読めなかったのですが、「あにはからんや」なのね。ありがとうございます。なので、未だの方、ご購読どうぞよろしくです。
  • 次、お墓の本の刊行が10月に決まり、ただ今ゲラと格闘中。そして、山谷の本に向けてもアレの段階に入っています(アレって? ご想像ください)。いい秋冬がきますように。わたしにも、みなさまにも。

近況

2018/07/22お知らせ

  • 三軒茶屋の「Cat′s Meow Books」の開業物語『夢の猫本屋ができるまで』(ホーム社発行・集英社発売)が出来上がりました。
    町の本屋さんが激減していると中で、正直大丈夫かな、と思いつつ同店を取材してきましたが、オープン半年ほどで黒字に転化。快進撃を放っちゃったのだから、拍手です。本屋さんに限らず「何かはじめたい」方々に読んでほしいと思います。
  • しか〜し、半端ない暑さですね。これまでずっと入道雲にワクワクしてきましたが、さすがに今年はちょっと。。思うに、いっせいにクーラーを止めたら、温度が下がるんじゃないんでしょうか。そうもいかないでしょうけど。。。
  • 四国遍路(区切り打ち)2回目に、先日行ってきました。歩いていると、地元の方々がくださるんですよ。「これ、どうぞ」とオロナミンCやポカリスエットやバナナの「お接待」。感動しました。で、「遍路ころがし」と呼ばれる焼山寺へもなんとか。激しい筋肉痛で、ロボット歩きとなって帰京しました。
  • それにそれに、山谷のホテル(!)へも1週間泊り込み、ちょっと、へたりこみましたーーーという日々ですが、プライベートでは、突如「オレ、ケッコンするわ」という報が、北国に住む息子から飛び込み、にこっ。

近況

2018/05/26お知らせ

  • 薫風かおる候になりました。このところ、毎週のように新幹線(東海道の)に乗っていたのですが、そのたびに、3年前にご一緒したTさんが「緑がエロいんだよな、この時季」と言ったよな……と、思い出し笑い。
    濃い緑を若い緑がぐんぐん侵食する途上の車窓の景色、ずっと見ていても飽きないですね。もっともドキドキするのが、静岡と滋賀あたりです。
  • 4月に『奇跡のお遍路』を出された黛まどかさんに著者インタビューをしたのをきっかけに、急激に行きたくなって。ちょうど定年を迎えた友人オータさんも行きたくなっていて。
    えいやっと、GWにふたりで1番から9番まで歩きました。足を棒にしつつも、リアル緑の補給のなんと気持ちいいことか。
    道中、草木が生えまくった(室内に、ですよ)空き家が何軒も目にとまった。と同時に「お墓」の多さに目を見張った。昔々に行き倒れたお遍路さんの墓標(たぶん)あり、置き去りにされた集落墓地あり。
    家屋とお墓がセットで「終わる」光景、初めてだったけど、この先も続くのなあ。何年かかるかわからない区切り打ち、さあはじまりました。
  • 先日、奈良の母校(高校)の同窓会総会で、恐れ多くも講演を。その際に驚いたのが、あの頃行っていた母校近くの小さな中華屋「和廣飯店」が営業を続けられていたこと。
    「ここに店があること自体、おかしいねん」とご主人。ひっそりした住宅地の中で、41年間無休、値上げなし。しかも羽根つき餃子(10個300円!)、立派においしい。朝日新聞5/29「味な人」に書いたので、見てください。きれい好きな人はムリな店ですが。
  • 世田谷のキャッツミャウブックスさんの開業物語『夢の猫本屋のできるまでCat’s Meow Books』脱稿。そして、お墓の本も、山谷の本も、ようやくゴールが見えてきて、次回はしっかりご報告できそうです。

近況

2018/03/25お知らせ

  • あれよあれよという間に、春爛漫間近となりました。まいったなあ。いろいろと原稿の渋滞あるいは停滞が続いていて。って愚痴るのは、かっこ悪すぎるからよして、『葬送の仕事師たち』の文庫、重版しましたーーと、かっこいいこと(笑)書いとこう。レビューをご紹介いただいた皆様、ほんとにありがとうございます。読み継がれてほしいです。
  • 先日、生活クラブ生協関係のNPO大人の学校に呼ばれて、「葬送とお墓のいまとこれから」講演。レジュメを書いていたとき、葬送はプロの仕事人たちから入ってその業界と、その業界だからこその死生観を書いた。一方、お墓はさまざまな新形態の有り様を軸に利用者の心持ちを、私は追いかけたのだと今さらながら思いました。話し終わってからの質問は、お墓についてが多く、「100人100とおり」「価格の多寡と弔いの気持ちに因果関係なし」を再確認できた次第です。
  • 前回「マイブーム」が来ていると書いた漢方薬ダイエットは、体質が合わず2週間でギブアップ。そのあと、マイクロダイエットに走り、心身とも満たされずに、これも2週間でストップ。そんな折に、久しぶりに会ったスリムな短大の同級生に「小麦粉、乳製品抜き」を勧められ、次こそこれで。と固い決心をしたところです。
  • その短大同級生にどこで会ったのかというと、兵庫県姫路の北のほう。もう一人の同級生、鵜野いづみが、まだ信じられないけど亡くなり、ご実家での四十九日法要にみんなで行って。鵜野いづみの義姉さんが「私が独身だったら、いづみちゃんのような生き方をしたかった」とおっしゃり、ものすごくうれしかった。

近況

2018/01/23お知らせ

  • 昨夜降った大雪が、まだまだあちこちに残っていて、青空に映えてとてもきれいです。でも、寒い!
  • 昨年、お墓のことについて書いたものが、小学館ノンフィクション大賞の候補に入り、でも、受賞には至りませんでした。
    ということもありましたが、あれやこれやパソコンに向かう日々が続いています。
  • 葬送の仕事師たち』が文庫本になりました。
    前回の近況に書いた「おれ、がんになっちゃった」のMさんが、あの翌日に亡くなられました。私一人で見送ることになるかも、と覚悟しましたが、 結果、ある意味とてもあたたかい弔いとなった。そのことを「文庫版あとがき」に加筆しました。ぜひ読んでください。
  • 先日、『すごい古書店 変な図書館』を接点に講演に呼ばれ、山形の遅筆堂文庫山形館へ伺ってきました。
    ここ、井上ひさしの全著作が原稿用紙の枡目デザインの壁面に並び、氏の蔵書がずらり。しかも、井上ひさしのどの時代、どの部分を質問しても、司書の遠藤さんがすべてすらすら答えてくださるライブラリー。
    心の中で、『すごい古書店 変な図書館』の番外編に加えました。いやほんとにスゴかった。
  • ところで。新しい「マイブーム」が到来。それは・・・漢方薬ダイエットです。ふふふ。
    旧知のみなさま。3か月後、「あれ? イノウエさんに似てるけど、別の人かな」と思っても、それはイノウエですからね!

近況

2017/11/23お知らせ

  • 「今日、寒いですね」が挨拶のお決まりに。最寄駅からのケヤキ並木の道にも、落ち葉がずいぶん増えました。
  • たらたらしています(って、関西俗語かな)。「お墓」の加筆とか、「ねこの本屋さん」通いとか、「山谷」の追い込み(去年から言ってる)とか。
    その山谷で、キーになってくれていたMさんから「おれ、がんになっちゃったよ」と知らされたのが夏。以後いろいろあって、今、緩和ケアの浅草の病院に、毎週見舞っているのですが、病院の帰りに通る浅草の賑わいに辛くなります。受け入れるしかない。
  • とかとかで煮詰まって、つい先日プチ旅。「京急マグロ切符」という3500円のスグレモノ使って、三浦半島の先っちょに行って来ました。湯浴みしながら眺めた、海を隔てた夕景の富士山がブラボー。それに。ポツンとともっていた灯りに吸い寄せられて小さな本屋さんに入り、店主さんから聞いた「かつてマグロ漁船の船員さんが航海中に読む小説や漫画や船舶技術の本をごっそり買っていった」の話も、「息子が継ぎたがったが」から広がった話もスペシャルでした。
  • 折も折のプチ旅翌日、日経MJの「使える読書」欄に、拙著『すごい古書店 変な図書館』が紹介され、その中に「古書店には店主の人生が刻まれている」「店主の言葉から浮かび上がるお客の情報も興味深い」と6例のエッセンスが見事に詰め込まれていて、飛び上がった。
  • で、今回のプチ旅に一緒に行ったのは、はるか昔の学生時代に「カニ族」(ってわかりますかね?)ふらふら北海道旅行で知り合って以来の友人。彼女も私もずっとフリーライター。これからもフリーライター。体が資本。では、ジムに行ってまいります。

近況

2017/09/17お知らせ

  • 台風がきて、いっきに秋になりました。
    実は、この夏、私には夏がなかった。8月の初めに酔っ払い自転車運転で転倒し、足首の靭帯損傷+骨にヒビ。
    人生初の体験でした。家で謹慎とか、ギプスに松葉杖で出かけるとか(いまは、装具とステッキになっていますが)。
    電車に乗ると、当初は席を譲ってもらえるもらえないで一喜一憂していましたが、
    だんだんと、そんなことどうでもよくなり、
    世の中には足の不自由な人が、思いのほか大勢いらっしゃることに気づいた。
    それに、タクシー業界から表彰してもらいたいほどタクシーに乗ったために、
    運転手さんたちとぺらぺら喋り(大阪のオバちゃんですから)面白いネタをいっぱい掴んだ。
    その2つが収穫(?)だったかなと思います。
  • 日刊ゲンダイで長く連載していた「本屋はワンダーランドだ」「この図書館が面白い」が、祥伝社新書になりました。
    足がそういう状態のため、あまり本屋さんを見に行けてないのですが、
    「並んでるよ」の連絡受けて、にこにこ。みなさま、よろしくお願いします。
    なお、サイン本が、神保町すずらん通りの「すずらん堂」にございますので(都内唯一)、
    そちら方面の方はぜひ「すずらん堂」へお運びください。
  • いずれにせよ、ちょっといろいろ、とにかく原稿書いていました。そして、いまも書いています。老体に鞭打ち、徹夜だってやっちゃってます。
    みたいな今日この頃。
    お酒は? 大丈夫です。もう、ふつうにやれるようになっています。そしてそして、性懲りもなく食欲の秋。

近況

2017/06/24お知らせ

  • 梅雨入りしてしまいました。前回「梅は咲いたか」季節だったので、かれこれ4か月。
    桜は上野公園で愛で、新緑は長野・飯田方面で楽しみ・・しているうちに、あらあらあら。
  • 「女性セブン」に「お墓、どこにしますか?」連載。自動搬送式、ロッカー式、仏壇型などの室内墓、永代供養墓、樹木葬、海洋散骨などお墓の新しい潮流と、とりまく人間模様を巡っていました。当初、「郊外の一戸建てから都心のマンションへ」「家墓から個人墓へ」の傾向に驚きましたが、巡るうちに、それは戦後の民法そして「家族」の多様化にお墓がようやく呼応したのだ、自然な流れだと思うようになったり、しかししかし、と思うところあったり。
    連載は終わりましたが、その分野をもう少し追いかけます。
  • アレのアレは、もうちょっともうちょっとの状態です。次回は、ちゃんと報告できるようにしたいな、と毎回の願望。
    最近読了し、がつんときたのは『最果ての街』(西村健著、角川春樹事務所)。
  • あと、プライベートでは、娘たちの一時帰国で、暮らしにちょっとうれしい時間もおかげさまで。
  • なお、禁煙して4か月で6キロ太り、エラいことになっています。

近況

2017/02/17お知らせ

  • ぎゅっと引き締まる寒波がきたかと思うと、「梅は咲いたか、桜はまだかいな」みたいな呑気な日も。
    後者の今日、自宅から最寄駅の往復を歩きました。15、6分なのですが、バスの車窓からの景色と微妙に違う。
    道中、ピンクの花を愛でたし、珈琲豆の店からは香ばしい匂いが。すてき! 
    ここで、これからは「歩きます」宣言。
  • 日刊ゲンダイ「本屋はワンダーランドだ!」連載が2月初めに終わりました。
    月曜が締め切りだったので、毎週日曜の夜に原稿を書いていたのですが(早くやっとけない性格なもので)、5年半ぶりに開放感!のはずの最初の日曜の夜、手持ちぶさたで落ち着かなくて・・。
    難儀なヤツだ、と我ながら。
  • で、何をやってるの? 
    主に、(相変わらず)「山谷・吉原」と、(にわかにこのところ、の)「お墓」。
    なさけなくなるほど遅筆、です。
    「集中力」がもし10万円で売っていたら、買いたい。いや、20万円でも買います。
    そんな気分です。
  • なお、本日、禁煙2日目。苦しいけど、4度目の正直、きっと。

近況

2017/01/07お知らせ

  • 「去年今年(こぞことし)」を季語に、と父に言われてすんなり五七五が浮かんだのは、10歳のお正月でしたが、それからン十年の今年、頭ひねってひねって。草木にもひとにも等しく去年今年。句とはいえそうもない・・。
    どこで? 台東区の某公園にて。2017年はじまりました。今年もよろしくお願いします。
  • 1/3に伏見稲荷大社に行ったのですが、境内や門前の蕎麦屋で袖すりあった外国人サンたちに「お国は?」「なぜここへ?」とついついクセが出て(笑)。
    「週刊新潮」1/5発売号に「日本人の知らない外国人の訪日人気スポットBEST10」を寄稿。その取材に先般あちこち行って、その質問を繰り返したからです。
    爆買いのイメージ先行だったこと「失礼しました」な面が多分にあった。ぜひ読んでください。
  • かれこれ5年「日刊ゲンダイ」に連載してきた、ミニルポ形式での本屋さん紹介「本屋はワンダーランドだ!」が、ついに1月末に最終回を迎えます。
    主の人生も垣間見せてもらい、楽しかったのなんのって。伺わせていただいた270軒の本屋さん、ありがとうございました。

『ポケット版 大阪名物』出版(新潮文庫)

2017/01/07お知らせ, 著書紹介

長池昆布の「白とろろ」、じん田の「鰻の蒲焼き」、安井商店の「さいぼし」・・。
大阪が誇る、丁寧な仕事を満載。この本をポケットに入れて大阪へぜひ。
フードライターの団田芳子さんとの共著。『新版 大阪名物』の改題、文庫化です。

近況

2016/11/05お知らせ

  • 一足飛びに、冬ですか。のような日も、とても綺麗ないわし雲の日もあり、かと思えばベランダの朝顔はまだ毎朝咲いていますが、11月になりました。
  • アノ原稿が未だに渋滞。むずかしいですね。。。一方で、「お墓どうする?」的な取材もはじめています。が、詳しくはもう少し先に発表(?)します。
  • 「文芸家協会ニュース」の会員通信にも書いたのですが、先日三鷹の古本屋さんに(夕刊紙の外部記者として)取材に行ったときのこと。
    5坪にオールジャンル2万冊の、若い店主の店だったのですが、あれこれ和んで取材後「私に何か薦めてくれません?」と乱暴なリクエストをすると、
    「お酒すきですか?」「はい」と問答はそれだけ。店内を一巡して戻ってきた店主が3冊を抱えていて、1冊は池波正太郎の食の本、もう1冊は中村汀女の句集(どちらも望むところだった!)、そしてなんと。さらにもう一冊が単行本の『さいごの色街 飛田』。
    偶然にも拙著だった。「実は著者です」と申し上げると「マジですか。こういう本も読むタイプかと直感で選んだのですが」って。自著のことなど一言も言わず、大阪の「お」の字も出していないのに、ですよ。す・ご・い。目利きぶり、感動でした。
    あ、「水中書店」って古本屋さんです。
  • ところで、原稿が進まないとき、やりたくなる。やってしまうのが、部屋の模様替えです。今日もテーブルの方向を変えました。何をやってるんでしょうね。アホです。

近況

2016/08/21お知らせ

  • ウチの近くで蝉が鳴き出したのが7月19日。よっしゃ! しかしながら、出かけたり、引きこもったり、弾丸でインドに行ったり、お腹こわしたりしているうちに、もう晩夏の空になってしまいました。
    なんだかんだ言いながら、やっぱり夏は好き。ベランダに朝顔とノーゼンカツラが茂ってますが、朝顔はやっと咲き出したところ。ノーゼンカツラは去年あんなに咲いたのに今年一つも花が咲かないのはなぜ?
  • 前回「ラストスパート」と書いた「山谷・吉原」まだ渋滞していて、なさけなや。これだけ遅れると、ご担当さんに「もういいです」と言われないかとヒヤヒヤものです。
  • そんな中なのに、みんながあんなにも夢中になるポケモンGOをやらない手はない。と、S社のMさんの力を借りて始めて、2週間ほどハマりましたが、もう飽きて、キャンディクラッシュにUターン。なにやってんでしょ。
  • というわけで、良い報告できなくてすみません。そうだ、山崎豊子3周忌に向けて『花のれん』『ぼんち』ほか“大阪もの“を再読しました。主に明治の終わりから敗戦まで。ユートピアだったかもしれない。『ぼんち』に「飛田」の2文字を発見してハッとしたりもしました。

近況

2016/06/23お知らせ

  • 今日も降ったりやんだり。梅雨の真っ最中です。この季節になると思い出すのが、亡き母の手紙の書き出し「白い花がきれいな季節となりました」です。
    「何の花のこと?」と聞いても「いろいろ。先様が思わはる花でいいの」とか何とか言っていました。
    私もちょくちょく真似るようになって何年になるんだろう。ナナカマド、キョウチクトウ、ムラサキシキブ、ザクロ、クチナシ……。確かにこの季節、白い花がいっぱい。
    ウチには庭がないので、道すがらよそ様のお庭を楽しませてもらっています。うん、この季節も悪くない。
  • 『新版 はじまりは大阪にあり!』発行になりました。ちくま文庫が絶版になって、大阪の清風堂書店さんが単行本に返り咲かせてくれたのです。
    ご担当は、20年ほど前の知り合い。長いインターバルを経た再会があって。「若い人にも読んでもらえる本にしましょう」と、アイコン付けたり、小見出しをたくさんつけたり工夫してくれて、キュートな本に仕上がりました。
    4月刊の『関西かくし味』(ミシマ社)ともども、みなさま、書店で手にとってみてください。
  • うれしいことにジュンク堂あべのハルカス店で「井上理津子フェア」開催中。既刊の拙著の数々をたっぷり並べてくださっていますので、そちら方面の方、ぜひぜひ。
  • 一方で「山谷・吉原」書き下ろし本のラストスパート中。「聞いちゃったからには、見ちゃったからには、伝えなきゃ」がさまざまな角度にいっぱいあって、四苦八苦しています。あああああ。

『新版 はじまりは大阪にあり!』出版(清風堂書店)

2016/06/18お知らせ, 著書紹介

大阪で始まって日本中に広がったものには、偶然か必然か、暮らしに身近なものが多い。
30の「大阪はじまり」のドラマを描いた1冊。「人間力」満載です。
文庫(ちくま文庫、絶版)が、追加書き下ろし付きで単行本に返り咲きました。
「ネタ帳」としてどうぞご活用ください。

近況

2016/03/27お知らせ

  • 桜がちらほら咲き始めました。やっぱりこの季節、大好き。奈良公園、靭公園、万博公園、京都鴨川、東京に来てからは雑司が谷霊園、青山霊園、谷中霊園‥‥。あちこちの桜を愛でてきましたが、さて今年は。各駅停車に乗って車窓からというのもいいなと、何年かぶりに大型時刻表を買いました。
  • 『関西かくし味』(ミシマ社)発行になりました。制作はミシマ社京都オフィス。表紙の絵は、福岡在住の「12歳の天才画家」モンドくん。デザインは、京都&インド在住の矢萩さん。地図は群馬、印刷は東京。著者の私も東京。あちこちで「関西いいね」を共有しながら出来上がった本です。関西のみなさま、関西ファンのみなさま、ぜひ買ってくださいね。
  • 去年出した『葬送の仕事師たち』『親を送る』。読んでくださった方から、今もときどきお手紙が届きます。自分はこういうふうにして近しい人を送ったが、『葬送の仕事師たち』に登場した人たちがいると知って、封印が解けた。『親を送る』が自分のときと重なり、ある意味救われた‥‥。そんな内容が多く、本が一人で歩いてくれていることをとてもうれしく思います。
  • さて、三谷・吉原通いも佳境に入ってきました。聞かせてもらったことを、どう咀嚼し、どう伝えるか。ああああ。書いては消し、消しては書き、の毎日ですが、明けない夜はない、と唱えよう(と、ひとりごつ)。
  • みなさま、佳き春を。

『関西かくし味』出版(ミシマ社)

2016/03/27お知らせ, 著書紹介

✳︎美味しい店を探せ。
✳︎料理人に焦点を当てよ。
✳︎メニュー一品から店全体が見えるように書け。
と、朝日新聞大阪本社生活文化部さんからミッションを与えられている連載「味な人」が本になりました。50軒の紹介+食のコラムとエッセイです。
この本を持って、各店に「安い、美味しい」を確かめに行ってください!

近況

2016/02/03お知らせ

  • 年末年始を、山谷方面に通いました。越冬の炊き出しの場で出会った、神戸出身のホームレスのおじさん(といっても私と2歳しか違わない!)が強烈でした。京都の高級料亭の板場40人のうちのトップ2だった。いま、上野公園でのお仲間6人が、6人とも調理師免許を持つ、元高級店勤務だ、とも。そのへんのことも、web socra→宝島社からの本においおい書く予定ですが、ともかく強烈でした。
  • 1月末〜、インドにプチ旅してきました。娘夫婦がグルガーオンに住んでいるので、住んでいるうちに行かなきゃと、えいやっと。こちらも強烈でした。日本ではあまり報道されてないと思うのですが、青空がない。霧と公害のための大気のくぐもりまくりに、まず驚き、道路を悠然と野良犬、野良イノブタ、野良ラバが歩いている光景にも目を見張りまくり。人が溢れるオールドデリー地区で「人とロバはどう違うのだろう」と、生の根源(?)を考え込んでしまいました。29歳以下の人口が断然多いらしい。そうそう、古本の露店街では、大量の本が横積みされ、1キロ100ルピーで量り売りされていた‥‥。
  • 帰国すると『新版 はじまりは大阪にあり』と『関西かくし味』のゲラが到着しているわ、『山谷・吉原』の催促が来ているわ、さくっと現実に戻らなきゃですが、今日(2/3)はただただぼんやり。さあ、明日から前を向きましょう。
  • 「お知らせ」にも書きましたが、2月27日、神楽坂の「読書人スタヂオ」で葬儀ライター・奥山晶子さんとの「私が死んだら、どうしましょ」トークに出ます。みなさま、どうぞ遊びにきてください。

近況

2015/12/13お知らせ

  • 源氏の会のお仲間に入れてもらって、比叡山遠足に行ってきました。紅葉にはフラれましたが、素晴らしい千手観音さまに出会えて大満足し、歩いて下山としゃれこみました。そんなことしているうちに、師走に突入。きらめくクリスマスイルミネーションに、ワクワクしたり、落ち込んだりする毎日です。
  • プライベートを書いた『親を送る』9月刊行後、実はしばらく気持ちがわさわさしていたのですが、書評に「自分だったら、どうするだろう? 読みながら、何度も考えた」「『死』を引き摺らない為にも、『死』と向かい合ったこの本をお薦めする」と取り上げていただいたり、読者から「他人事でないと思った」等の感想をもらったりして、ほぼ完全に鎮まりました。ありがとうございます。やっぱり、一人でも多くの方に読んでもらいたいと思います。
  • 『葬送の仕事師たち』『さいごの色街 飛田(文庫)』とも、このほど久しぶりに重版かかりました。新しい読者の目にとまりますよう!
  • まちの本屋さん(新刊・古書)を訪ねる日刊ゲンダイ金曜連載「本屋はワンダーランドだ」。2011年スタートだったので(途中の専門図書館紹介期間を引いても)4年超えしました。当初の掲載の店に刺激を受けて開店したという店も現れ始め、ちょっとびっくり。一方で、こと古書店は、神保町の店に行くたび、土地の歴史の蓄積にあらためて凄みを感じています。本屋さんはまちの宝です、よね。
  • 山谷・吉原方面への取材もまだまだ続行。路上のおっちゃんともソープ嬢ともお近づきになれたのですが、あああああああ。。。と、昨夜も叫んでしまった。
  • みなさま良いお年をお迎えください。

近況

2015/10/14お知らせ

  • 先日、インタビューを受けて「なんでライターになったんですか」と訊かれ、旅行記とかを描きたくてうんぬんかんぬんと申し上げたのですが、やめられなくなったのは、初めて出した共著本『女・仕事』が本屋さんに面陳列されているのを見て、体に電気が走ったように打ち震えた、あの感覚のせいだ。心斎橋の北のほうにあった駸々堂書店で、でした。あのときほどではないけど、今も本屋さんで自著を見つけると胸が高鳴ります。ましてや今年は『親を送る』と『葬送の仕事師たち』が2冊並んで置かれている本屋さんもあり、もう高鳴りっぱなしです。ありがとうございます!
  • おかげさまで、『葬送の仕事師たち』8刷になりました。ゆっくり売れ続けていっているようで、うれしいです。
  • なんだかんだあって、この1か月ほど、ほぼ毎週大阪に行っていました。毎回のように、取材ノートやボールペンを落として帰ってくる、ていたらく。そのたびに、あちこちに電話して捜索。時間を奪われますが、だいたい出てきて「やった」と叫ぶのよ。
  • 10月初めに阿佐ヶ谷に引っ越しました。「ほほ〜儲けましたな」と大阪人には言われるのですが、とんでもない。前の住まいに激しい雨漏りしてきて住めなくなって(マジです)急遽。引っ越し後、当たり前だけど、出先から帰る方向が違うことに少々とまどい中。でもでも阿佐ヶ谷は「阪急豊中」みたいだし、新しい住まいは雨漏りもしないし(笑)、今のところ快適です。

『親を送る』出版(集英社インターナショナル)

2015/09/29お知らせ, 著書紹介

79歳と84歳の両親を相次いで亡くしたときの、恥ずかしながらセルフ・ドキュメントです。
親の老いと死をどうやり過ごしたのか。
その記録と、そこから派生する振り返りを赤裸々に綴ったのですが、お読みいただいたご同輩が、どこか一点でも心が軽くなるところがあれば嬉しく思います。

近況

2015/09/14お知らせ

  • 『葬送の仕事師たち』が新潮ドキュメント賞の候補に入って飛び上がったものの、ご承知のとおり受賞には至りませんでした。選考会の日、東京タワーで「待ち会」のようなもの→ビアガーデンで残念会。開いてくださった編集さん、ありがとう! 無念ではありますが、候補に入っただけで幸せ。あちこちに感謝の念いっぱいです。
  • 『親を送る』(集英社インターナショナル)が、9月25日に発行になります。両親を相次いで亡くした半年間の、恥ずかしながらセルフ・ドキュメントです。かっこ悪いことや心の恥部も満載なので、リアルな知人には「買ってね。でも、読まないで」と言ってしまっているのですが、親を見送った人、見送りの渦中にいる人たちの元に届きますように。
  • 山谷、吉原方面に激しく通った夏が終わり、そちら方面の原稿を。。の時期に入りつつも、いきなりつまずいている状態。他に、既連載をまとめて1冊に、絶版本に加筆して1冊にという、ありがたい展開がじつは進んでいて、そちらもあたふた。「1時間目は国語、2時間目は数学、みたいにやればできるだろ」「はい」。がんばります。
  • とかなんとか言いながら、先週末、突然「緑」のシャワーを浴びたくなり、房総半島の海辺に近い里山でテントに一泊。まるでブロッコリーみたいに樹木が重なり合う様に見とれてきました。そう。緑の補給、要るんですよね。でないと、干からびちゃう。
  • 片や、いま手元にある日刊ゲンダイ9/12号の1面見出し「積極的平和主義の本質とは何か それは積極戦争主義である」に、ほんとそうだと怒る、今日このごろです。

近況

2015/07/31お知らせ

  • 9/25発行予定の『親を送る』(集英社インターナショナル)のゲラに首ったけ(?)の日々です。この期に及んでも、もう少しもう少しといじりたくなり、赤を入れては消して……を繰り返しています。
  • 傍ら、じつは山谷・吉原方面に、取材に繰り出してもいます。山谷も吉原も、地図から消えたまち。でも、どっこい、旧地名が生きているまちだと、行くたびに頭をがつんとやられます。
  • 先日、奈良での高校の同窓会、題して「還暦だよ全員集合」に参加してきました。幹事さん、「員」の下の部分を足のイラストにした愉快なロゴまで作ってくれていて、還暦も軽くなってステキ。バレるけど、今年はそういう年。隣席した、久しぶりのお仲間に「私たちの世代って、団塊と新人類の間にはさまれ、注目を浴びないままこの年になったよね」と持ちかけると、結構頷いてもらいました。「上が詰まっていた」と企業人、「下がいつの間にか先に教授になっていた」と医師、「ライフスタイル感覚も中途半端」と女子。そうなのそうなの。これから先も、たぶんこのまま地味にいくんだろうなーーと、いま「じみ」と打ったら「滋味」と先に出た。
  • 暑い日が続きます。みなさま、ご自愛ください。

近況

2015/06/21お知らせ

  • おかげさまで、『葬送の仕事師たち』(新潮社)が5刷になりました。書評等に取り上げていただき、ありがたい限りです。
  • じつは、刊行にあたって一点だけ不安がありました。原稿に反映できなかった方を含め80人以上に取材したとはいえ、この本に収録したのは、葬送の業界の人たちの中で一握りです。そのため、業界の人たちから「全体像を見ていない」などのクレームが寄せられるかもしれないと。しかし、先日、日本葬祭文化学会(研究者+実務者が会員)で、刊行の経緯や行間の思いなどを講演させていただく機会があり、ご専門の方々にも概ね好評に受け入れられていることが分かって胸をなでおろしました。「本によって、我々の業界の認知度が上がれば」とおっしゃる方もいらっしゃいました。私も同じ気持ちです。この本によって、多くの方が葬送業界の人たちの心意気を垣間知り、ひいては「弔うとは」「弔われるとは」「生きるとは」などと考える機会になればと願ってやみません。よろしくお願いします。
  • 続いて、秋の刊行を目指している本が2冊。追い込みつつ、日刊ゲンダイの「本屋はワンダーランド」、朝日新聞関西版「味な人」連載も続けています。
  • ところで、先日、隅田川を渡ってすぐの「玉の井」へ行きました。ちくま文庫『玉の井という街があった』(前田豊著/7月発売)に解説を書くことになり、同書のゲラを読んでいるうち、元私娼街・元赤線の残照を求めたくなったからです。本筋の話は解説に書きましたが、余談をひとつ。ある店の前で自転車を停めて、大声で店の人に話しかける年配オバサンがいました。「あのさ、あなたに貸した100万円、返してもらってないけど、もういいわ。私、お金がさ、余っちゃってるから。あの100万円、あなたにあげるね」。一瞬ぎょっとしましたが、店の人がにこにこしている様から、認知症か何かの虚言なんだとすぐに分かって、にんまり。「言わせてあげる」余裕のある町、ステキですよね。
  • ご近所のお宅の庭の紫陽花に見とれてしまう今日この頃。わんこもいないし、しかたなくひとりで散歩したりしています。

近況

2015/04/22お知らせ

  • 4月17日、『葬送の仕事師たち』(新潮社、1400円+税)が発刊されました。
    帯のコピーは〈葬儀社社員、納棺師、復元師、エンバーマー、火葬場職員......。自らを語ることがあまりなかった職種を通し、「死」を見つめる〉。
    2008年に両親を亡くしたのがきっかけ。『さいごの色街 飛田』以降3年余り、これにかかっていました。「遺体まわり」の人たちの仕事ぶりと思いから見えてきたのは、心意気と職業倫理、それにリアルな死生観。「死ぬまで生きよう」のメッセージを私はもらった。一人でも多くの方に読んでほしいため、(下手ですが)トークでもサインでも、なんでもしますので、どうぞお声かけください。
  • 3月から、日刊ゲンダイ金曜日に「本屋はワンダーランド」連載しています。昨年3月までの同連載の続編。町の本屋さん(新刊書店、古書店とも)に伺い、棚の特徴や売れている本、書店員さんの人となりなどを聞く、短いけれどルポ。100軒の本屋さんには100の個性がある。あ、人間と同じだ!
  • 朝日新聞関西版「味な人」3年目に突入。みなさんからの「おすすめの店」情報もお待ちしています。
  • 上記「葬送の仕事師たち』発刊で少し浮かれている(笑)ものの、次のとかその次のとかも迫っていて、ねじり鉢巻はいつも友。うかうかしているうちに、ベダンダのコデマリが咲き始めました。一番好きな花!

『葬送の仕事師たち』出版(新潮社)

2015/04/17お知らせ, 著書紹介

狭い階段で遺体を背負う葬儀屋、「おつかれさまでした」と話しかけながら遺体を洗う湯灌師、闘病でやせ細った顔をふくよかに整える復元師。登場する「遺体周り」の人たちは、「生」と「死」が地続きです。「直葬も引き取り手のない方も、僕らが心を込めて火葬したら、ちゃんと送れる」と言った火葬場職員もいました。「弔う」とは? 「弔われる」とは? と考えながら、書きました。

『さいごの色街 飛田』文庫出版(新潮文庫)

2015/02/22お知らせ, 著書紹介

昨年、取材に入り、様変わりに驚きました。
女の子たちのデフレが起きていて、心の整理がつかないでいます。
そのようなことや、単行本に登場した人たちの「その後」も加筆しました。
解説は、直木賞作家の桜木紫乃さんです。

近況

2014/07/29お知らせ

・2か月以上も更新をさぼっていました。「生きてる?」の問い合わせ、ありがとうございます。なんとか、生きてました。たまっていた「最近の仕事」を書いて、ほぼレギュラーだったと判明。なにしろ仕込み中なもので・・みたいな日々でした。仕込みは寝かし過ぎ禁物よ(と自分に言う)、さっさと頑張れ(と再び自分に言う)。そんな感じです(日本語になっていないじゃないか)。

・そんなこんななのに、先日、友人たちとえいやっと、瑞巌寺、立石寺、毛越寺、中尊寺を巡る「四寺廻廊」に行き、みちのくならではの宗教的雰囲気と緑を補給してきました。230年前に芭蕉も来たのだと、ひしひし。立石寺には90年前に来た白連さん筆の短歌の掛け軸があり、見入りました。ただ今「花子とアン」に、朝昼2回見るほど首ったけのため。

・16歳のわんこが、散歩には行きたがるものの、分速10メートル歩行です。この夏をなんとしても乗り切ってほしい、と、毎日祈るような気持ちです。

近況

2014/05/05お知らせ

・「新潮45」の不定期連載「死の周辺シリーズ」、5月号に4回目(最終回)の掲載「火葬場で働く人々」がなんとか叶いました。火葬場って、火葬炉のスタートボタンを押すだけで自動的に遺体が焼かれているのだろうと思っていたら、さにあらず。炉裏などと呼ばれる火葬炉の裏側で、職員の人たちが並々ならぬ努力をして焼いておられます。東京と関西の火葬場で、その実状を取材させてもらって記した50枚です。どうか、一人でも多くの人の目にとまりますように。

・日刊ゲンダイ金曜日に「この図書館が面白い」連載、始まっています。都内の専門図書館の紹介で、これまで知らずにソンしたな〜と思うところばかり。とりわけスゴかったのが、飯田橋の「風俗資料館」。ポルノとかそっちのほうじゃなくて、SM・フェティシズム専門で、伊藤晴雨の責め絵の原画をたっぷり見せてもらって、目が点になりました。今しばらく訪ね歩きますが、この連載は私の顔出し付き。いつの写真? いえ、ほんの2年前の。ということで、よろしく。

・「最近の仕事」欄を書いて、レギュラー仕事しか書くことがない、と。目下、ちょっといろいろ仕込み中で……。早くお披露目できる時がくるよう、がんばります!

・今年のお花見は青山霊園で。暗がりにシートをひき、初めのうちほとんど見えなかったのですが、目が慣れるにつれ、薄紅色が浮かび上がってくる様を楽しみました。そこまでは良かったのですが、新宿に繰り出したあと、一人は商売道具のカメラをお店に、もう一人は(始発の)電車内にカバンを、私はタクシー内に眼鏡を忘れるという、とほほな事態に。アホが治らずにいます……。

・GWに突入しました。明日は、高知から上京の友人と旧交をあたためます! ではでは、みなさま、ステキなGWを。

近況

2014/04/02お知らせ

・うかうかしているうちに、春になってしまいました。すでに桜ちらほら。あと1週間もすれば満開になるのかと思うと、ああこの1年私は何をしていたのだろうと、ちょっとニガい気持ちになるのは、本命の原稿がフィニッシュしてないからだと思います。あああああ頑張らなくては。

・日刊ゲンダイ金曜日掲載「本屋はワンダーランド」4月4日で一旦(かな?)終了。2011年8月に始まり、回った都内の「まちの本屋さん」は約150軒を数えます。新刊書店の流通の仕組みや古書店の成り立ちを教えてもらいながら、店主の熱い思い(と緩やかな思い)を聞き、それぞれのお店で本を物色&購入。楽しい仕事でした。皆様ありがとうございました。4月11日から私設図書館等のルポ「図書館はおもしろい」が始まりますので、こちらもよろしく!

・朝日新聞(大阪)夕刊火曜日の「味な人」は、4月からも継続。〈美味しい・安い〉を作る人の紹介が続きます。が、そろそろ持ちネタがなくなりそうなので、ご推薦をお待ちしています。

・食べ物といえば、近々、朝日放送(大阪)「雨上がりの『やまとナゼ?しこ』」に出ます。お土産特集のようなコーナー。収録のとき、〈①東京に来て、大阪の食全般のレベルの高さを思った。②しかし震災後、あれ美味しいこれ美味しいと呑気な大阪に、被災地との距離がありすぎると思った。③でも『大阪名物』『関西名物』の取材で、また少し気が変わった。味を思い、人を思う、の丁寧な人たちが美味を創り出していると思い知ったから〉みたいなことを語ったつもりなのですが、編集で削除かな、イキかな? 後者を祈ってます。

・1月に記録係を担当した「博士課程教育リーディングプログラムフォーラム2013」が、いよいよアップ。次世代エリートたちの「熱」に触れて、刺激をもらって。そして、「同じ釜のメシを食った」元仲間との仕事は、やっぱりいいものでした。

・一方で、『東京最後の異界 鴬谷』の本橋信宏さんと、「鴬谷VS飛田」みたいな感じで「週刊読書人」で対談。本橋さんとも編集さんとも初めてお会いした感じがしなかったのは、好きな匂い(?)が似通っているからでしょうよね。新しい出会いもやっぱりいいものでした。

・長年の「夜型」から「朝型」に移行中です。朝早く(といっても7時半とか8時ですが)起きると一日が長いですね。〈お昼に起きてちょっと仕事し、夕方から飲みに行く〉みたいなていたらくな日々に、さようなら。未練は少しありますが(笑)。

近況

2014/01/21お知らせ

・「新潮45」1月号「死の周辺③ 湯灌・納棺・復元の現場」に、「びっくりした」のような反響をずいぶんいただき、少しにたりとしているうちに1か月が経ってしまいました。つくづく、「遅い」「のろい」書き手だと思います。いま、4月号の「④ 火葬の現場(仮)」の原稿にかかっていますが、いやはや牛歩です。

・「日刊ゲンダイ」の「私がハマったすごい本」で、先日、作家の朴慶南さんにインタビューしたとき、松本サリン事件被害者の河野さんの本で「心を高く置け」という言葉に感銘したという話を聞きました。すぐにはピンとこなかったのですが(何しろニブいので)、ちょっとした不愉快な出来事に遭遇したことにより、「そうか、こういうことだったのか」と、膝をたたきました。そう。これからは「心を高く置こう」と思う今日このごろです。

・先週、「博士課程教育リーディングプログラムフォーラム2013」が、大阪大学が幹事校で開かれ、記録係を仰せつかり、伺ってきました。http://leadingprogram-forum2013.jp
 例えば、携帯電話がこれほど「当たり前」のツールになるなんて、30年前に考えもしなかった。それと同じように、今では「まさか」なことが30年後に「当たり前」になり、地球的規模の問題を解決する可能性大。と、院生たちがさまざまにプレゼンする姿に結構感動。大きな刺激をもらってきました。

・プライベートでは、「今年から禁煙」1日坊主、「今年から早寝早起き」2日坊主、「今年から出舟の精神」3日坊主。相変らず、でありますが、今年も皆様よろしくお願いいたします。

近況

2013/12/13お知らせ

・12/17発行の「新潮45」1月号に、「シリーズ死の周辺」3回目。「湯灌・納棺・復元の現場」が掲載になります。ほぼ(レギュラー以外)これにかかりっきりだったような1か月でした。って、たかだか50枚なのに「超」遅筆です。でもこれ、かなりかなり(自分で言うのも何ですが)がんばりました。ぜひ読んでください。

・12/1(日)。毎日新聞書評に『新潮75』が載ってる〜と、読み進めると「井上理津子の葬儀レポートも興味深い」の1行が。葬儀系で取り上げられるの初めて。めちゃくちゃ励みになりました!

・11月の最大トピックは、なんといってもポールマッカートニー! 「高校生のときに武道館ビートルズ初来日に行って青春が始まり、今回で青春を締めくくれるわ(笑)」との友人と行きました。私はもう少し年下で同時代ではないけれど、いやはや青春が走馬灯。酔いしれて……。その友人とアフターに神楽坂で飲み、、、閉店時刻すぎても話は尽きず、最後は早稲田のマックでカフェオレ3時まで。って、どうよ!

・あれ〜、え〜、という間に今年もカウントダウンです。忘年会シーズン始まりました。「終わりよければ全て良し」と唱えつつ。

近況

2013/11/07お知らせ

・「新潮75」(「新潮45」別冊)に、「お葬式はどう変わっていっているのか」を探るページを担当。新規な取り組みで健闘してらっしゃる3軒の葬儀社さんを取材し、キーワードを「一日葬」「合理化」「感動化」として、原稿を寄せました。賛否両論あろうかと思いますが、読んでいただけたら幸いです。

・「新潮45」の「シリーズ死の周辺」4回目掲載は1月号の予定です(きっと)。

・日々は相変らずバタバタなのに、このHPの更新のために「最近の仕事」を書いてこの1か月ほど上記以外はレギュラー仕事しかしていないこと、「お知らせ」を書いて先の予定が真っ白なことに気づきハッとし、少し寒くなりました。フリーライター生活は、先の不安といつも2人連れです(苦笑)。

・とはいえ、11/2に「あきたまちなか大学」にお邪魔してきました。大阪・飛田の話に興味を持っていただいた秋田の皆様、ありがとうございました。会場の「香雲亭」には、神奈川から秋田に越して50年という82歳の女将さんがいらっしゃり、私はすっかりファンに。2次会は、拙著『旅情酒場をゆく』に登場の居酒屋「秋田杉」(駅前→川反に移転されてました)で。秋田の滋味をたっぷりいただき、節酒中とはいえ最高の一夜となりました。

・ついでに書くと、帰路、息子のいる盛岡で途中下車。まちを(車で)走ると、以前は目につかなかった葬儀会館が次々目にとまる不思議。錦繍の中尊寺に足を延ばしました。一番「おっ」と思ったのは、金色堂の台座の中に今なお藤原三代の遺体が入っているということ。お坊さん曰く「棺の中でおそらく白骨化して」。拝見できる機会はないのでしょうか。

・日いちにちと寒くなっていっています。みなさま、暖かくしてお過ごしください。

近況

2013/10/07お知らせ

・「新潮45」の不定期連載「死の周辺シリーズ」3回目、4回目に向けて、原稿を書いています。先日は、福島の納棺師さん、都内の移動エンバーマーさん、京都府内の火葬場職員さんたちに取材。石川県での「残骨灰慰霊会」も参加してきました。
3回目、4回目の原稿には反映させたいと・・苦闘中です。

・「日刊ゲンダイ」木曜日の「私のハマったすごい本」を担当して3か月目。ツボを押さえられているかどうか、まだまだ心許ないですが、お聞かせいただく著名な方々の意外な面に毎回驚いています。〈本〉の影響って、やっぱり甚大だと改めて。

・そんな中、「本の雑誌」12月号が本屋さん特集だそうで、先日、「町の本屋さんを語る」座談会に参戦。『本屋図鑑』の夏葉社・島田潤一郎さん、『離島の本屋』の朴順梨さんと、あれこれお話させていただきました。乞うご期待!

・ちなみに拙著『名物「本屋さん」をゆく』が、本屋さんにあまり見当たらなくなった(涙)と思っていたら、新潟の「北書店」に堂々並んでいてうれしかった。神保町の「ブックダイバー」にもたくさん(!)ありますので、よろしく。

・10/21(月)19時〜、大阪・玉造の居酒屋「風まかせ人まかせ」での閾値の会(定例飲み会)に、団鬼六賞受賞の官能作家・花房観音さんをゲストに迎え、プチトークしていただきます。皆さん、どうぞお越し下さい。http://www.fanto.org/kazemakase.html

・禁酒(ときどき節酒)生活に終止符を打てるかどうか、来週判明します。祈るのみ!

近況

2013/09/09お知らせ

・「新潮45」の「シリーズ死の周辺」2回目。9/18日発行の10月号に掲載されます。東京と大阪の葬儀社さんに取材など50枚。長いですが、ぜひ読んでください。

・「旅行読売」の「宿坊に泊まる」連載の最終。奥秩父の太陽寺。ユルい感じで法話とか坐禅とか。すごくよかったです。10月号に載っています。

・今夏の個人的最大トピックは、「四国なんちゃってお遍路」の完結。ここだけは歩いて登ろうと残していた徳島県・焼山寺に、8月についに。

・札幌にも、10年ぶりくらいに行きました。直木賞の桜木さんに会いに。仕事でしたが、とっておきの時間でした。

・ところで、8月半ばから、〈基本禁酒(ときおり節酒)〉をしています。ドクターストップのため。ノンアルコールビールで酔えるようになってきて、笑っちゃいますが、やはり〈酒〉は大切な友だったと改めて。ああ早く"再飲"できる日がやってきますように!

・夜、蝉の声と秋の虫の声が同時に聞こえてきます。季節の変わり目、みなさまご自愛ください。

近況

2013/08/04お知らせ

・「新潮45」の「シリーズ死の周辺」2回目の掲載が10月号に延期になりました。が、どうかご期待ください。

・みや通信社から依頼のあった、新潟日報の「甘口辛口」エッセイ。7/25〜8/9分。コロッケ、うなぎ、馬肉、豆腐・・・〈奈良生まれ、長年大阪、いま東京〉の私の「食」のことを書きました。新潟のみなさま、お目にとまりますよう。

・先日、『遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて』の関係で、日本助産師会専務理事の葛西圭子さんと対談させていただきました。私はやっぱり、助産師さん好きです!「助産雑誌」(医学書院)に収録の予定です。

・今月はあまり書くことないなぁ。粛々と仕事するのみなので(ほんとかな)。そうそう。「レバウルソ」という錠剤を3錠飲んから(酒を)飲むと、酔っ払わないことが分かりました。これ、めちゃめちゃ効きますよ。

近況

2013/07/06お知らせ

・「新潮45」7月号から「シリーズ『死』の周辺」始まりました。今号は「『葬儀のプロ』を志す若者たち」。神奈川県平塚市にある日本ヒューマンセレモニー専門学校のことを軸に書いています。1989年に理事長がアメリカとカナダの葬儀を視察したことを発端に、心をこめた故人の見送りと葬儀業界の社会的地位向上を目指して創設された、葬祭ディレクターコース、エンバーマーコースがある学校です。ぜひぜひ読んでください。

・次は、9月号に(たぶん)。「現在の葬儀屋さん」的なくくりになる予定です。

・そんなこんなで、そちら方面に頭が向いている中、「生まれる死ぬは"ひとつながり"だものね」と、友人から。3月に出た『遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて』(河出文庫)もよろしく(と宣伝)。

・「旅行読売」の短期連載「宿坊で元気をもらう」。先日は、信貴山朝護孫子寺、玉蔵院で「尼僧修行」。これがなかなかステキな体験で。心軽やかに下山したのですが、あっという間に俗人に戻ってしまい、元の木阿弥に。でも続ければいつかと、7月は静岡県袋井市の禅寺へ。

・朝日新聞関西版「味な人」の取材等もあり、相変らず月1〜2のペースで東京・大阪行ったり来たりを続けています。妙ですが、新大阪駅に着いても、東京駅に着いても「ただいま」って感じです。

・前回のこの欄に書いた「友人の本、続々刊行」のうち2冊を少々訂正。正しくは、上村悦子さん著『家族が選んだ「平穏死」』(祥伝社黄金文庫)、内田直人さん著『ウソみたいな本当にあった世界のHニュース100』(宝島SUGOI文庫)。ごめんなさい。

・ところでプライベートは……、暑さにバテるので(わんこが)、共にふだんより早起きし、朝の散歩を早めに、の毎日。雑司が谷霊園で、お年寄りたちがラジオ体操しているシュールな風景に出くわし、じぇじぇ。

近況

2013/05/29お知らせ

・6/18発行の「新潮45」7月号に、「葬送」関係の第1段、掲載されることになりました。ぜひ読んでください。

・その他の「葬送」関係は相変らず牛歩です。早くに取材させていただいた皆様に、合わせる顔がなくなってきました。ごめんなさい。でも、もちろんやり続けています。

・レギュラー(朝日大阪火曜夕刊=味な人、日刊ゲンダイ金曜=本屋はワンダーランドだ)継続。さらに、日刊ゲンダイ火曜「ハマった本」も(半分)担当することになりました。著名人に、まさに「ハマった本」を語っていただく欄で、これは無署名です。

・「イグザミナ」6月号に、4月のフォーラム講演会の記録が掲載されました。

・「旅行読売」8月号から「宿坊に泊まる(仮)」を3回。先日"テラピスト"の吉田さらささんの指南を受け、6月初旬に信貴山・朝護孫子寺の塔頭寺院に「尼僧修業」に行く予定です(たのしみ♪)。

・旅の文化研究所発行の「まほら」、民俗学者の神崎宣則先生と「飛田を旅する」テーマの対談をさせていただきました。掲載は少し先。

・「しかし橋下氏はどうしようもないなあ」が、「こんにちは」の挨拶代わりだった5月。ほんとにどうしようもないですね。方向を定め、怒りを継続するのが課題だな、と思っていたら、会見に、ついに「飛田新地」の4文字が登場。氏は、料理組合の顧問弁護士だったことを認めましたね。「料理組合自体は違法ではありません」はそのとおりだけど、このダブルスタンダードについての「ご自身をどう納得させているのか」というイタリア人記者の質問への回答にはなってなかったですね。もっとも、一連の騒ぎの机上に飛田があがることによって、飛田が「悪影響」を受けないことを祈りたい気分です。

・このところ、友人が本を続々刊行。飯塚玲児さん著『温泉失格』(徳間新書)、宮本早織さん著『美肌温泉』(アスペクト)、原田かずこさん著『座右の本』(宝島社新書)。あと、内田眞人さん著『ウソみたいな本当にあった世界のHニュース100』(宝島SUGOI文庫)、上村悦子さん著『「平穏死」はほんとうだった』(祥伝社黄金文庫)がもうすぐ。みんなみんな力作です。ぜひお手にとめてください。

・プライベートでは、ごく最近、娘の結婚式&披露宴に参戦。いまどきの結婚式&披露宴って、イベント性高くて、面白いんですね。ああ楽しかった〜。

近況

2013/04/29お知らせ

・「葬送」関係のその1、「新潮45」7月号〜、連載決まり、今はそっち方向向いて走っています。4月末現在、平塚方面へ日参。
・朝日新聞(関西版)火曜日夕刊「味な人」の3人交代連載、4/2、4/23に既掲載。今後も、3週毎、続きます。
・日刊ゲンダイ(関東版)金曜日「本屋はワンダーランドだ!」連載、続いています。最近の「すごかった」は、茨城県土浦駅前の「つちうら古書倶楽部」。東日本最大級、30万冊。いや〜、ほんとにすごかった!
・神保町の古書店「ブックダイバー」に、恥ずかしながらサイン入りの拙著『名物「本屋さん」をゆく』常備と相成りました。
・4月半ばに、大阪の経済誌「イグザミナ」のフォーラムで「飛田は番外地か?」の講演しました。『さいごの色街 飛田』の注目が続くの、うれしい限りです。
・5/12(日)・19(日)・26(日)、ABCラジオ、「OSAKA歴史ロマン」(午前8時25分〜40分)に出演します。
・5/26(日) 深夜24時〜25時10分には、FM大阪「なにわルネサンス 大人の文化村」にも出演します。
・プライベートでは、陽気に誘われて、VINO(YAMAHAの50ccバイク)買いました。レトロ風、阪急電車色。めっちゃいい感じ! 都内、ちょろちょろ走る予定。

近況

2013/03/27お知らせ

・いま、「葬送」関係の2冊の本を書き下ろしています。1冊は、葬儀社員や納棺師、湯灌師、エンバーマーなど「ご遺体」に接する仕事をしていらっしゃる方の人間ドキュメント。もう1冊は『親を送るということ(仮)』。締切オーバー。難産中です。

・それが終わったら、あれやりたい、これやりたいが、自分の中で目白押し。企画書つくらなきゃ。

・4/2から、朝日新聞(関西)火曜日の夕刊に、「味な人」の連載が始まります(3人交代/3週毎)。「おいしい」を作る、に加えて、「味」なお人柄な方々を紹介します。

・日刊ゲンダイ,金曜日の「本屋はワンダーランド!」連載、継続中。都内の個性的な本屋さんを訪ね歩いています。

・プライベートでは、今度こそ本気でダイエット。5月末に娘の結婚式があるので、それまでにいくらなんでも少しは絞っておきたいと。なので、節酒中。

・とはいえ、先日、清澄白河の"コの字カウンター"の「だるま」で飲みました。いい店ですね。傘をお借りしたので、返しに行かなくては。

『遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて』出版(河出文庫)

2013/03/06お知らせ, 著書紹介

兵庫県尼崎市の助産婦(助産師)だった、前田たまえさんの"産婆人生"を描いた、『産婆さん、50年やりました 前田たまゑ物語』(筑摩書房、1996年刊)の改題・増補・文庫化。
タイトルが「え?」かもしれませんが、前田さんの産婆人生は、神戸の福原遊廓から始まっていたのです。
先般、ソープ街と化して久しい福原遊廓跡を歩いたとき、店頭の黒服さんに、「ここって、むかし、遊廓があったところですよね」と声をかけると、
「ユウカクってなんですか」と問い返されたことを、ふと思い出します。
前田さんは、戦前から1990年まで、8000人もの赤ちゃん(のうちの1人が、うちの息子)をとりあげました。解説「ありのままに生まれる」は、ノンフィクション作家の河合香織さんです。

名物「本屋さん」をゆく 出版(宝島SUGOI文庫)

2013/02/06お知らせ, 著書紹介

日刊ゲンダイ「本屋はワンダーランドだ」「ここが話題のブックバー」連載の再掲。
60軒回って、思うのは、「いい本屋さんはいい居酒屋と同じだ」ということ。手に入った大切なお酒をきちんと温度管理しておいしく飲ませ、飲み口に合う料理を供します。それと、そっくりだなあと。構ってほしいオーラを出すと店主は構ってくれ、一人で本棚と向き合いたいときは1人にさせてくれます。
古書店、新刊書店が半々くらい。棚を巡ったり、店主と話したり、お客さんと話したり、掘り出し本を見つけたり。「一人称」で書いた、本屋さん紀行です。この本をポケットに入れて、本屋さんを巡ってください。

豊中人権まちづくりセンター
「さいごの色街『飛田』を考える」

2012/12/13お知らせ

12月13日(木) 19時から、豊中人権まちづくりセンター(阪急宝塚線岡町駅下車)で、「さいごの色街『飛田』を考える」講演いたします。
とよなか人権文化まちづくり協会主催「人権文化のまちづくり講座」の一つ。申し込み不要、無料だそうです。
http://blog.zaq.ne.jp/toyonakajinken/article/306/

豊中はなんといっても地元。
会場は、息子が小さかった頃、サッカーのクラブチームの練習に送り迎えしていた小学校のお隣。この機会、とてもうれしいです。
多くのみなさまとお会いできるのを楽しみにしています。

スタンダードブックストア@心斎橋
「『新版 大阪名物』『関西名物』(創元社)刊行記念トークショー 井上理津子×団田芳子」

2012/11/25お知らせ

11月26日(月)、19時30分から、スタンダードブックストア@心斎橋で、
「『新版 大阪名物』『関西名物』(創元社)刊行記念トークショー 井上理津子×団田芳子」開催
詳しくは、スタンダードブックストア@心斎橋のウェブサイトをご覧ください。
http://www.standardbookstore.com/archives/66083040.html

茶房 高円寺書林「"大阪好き"集まれ! 美味から飛田新地まで、大阪トーク」

2012/11/25お知らせ

11月25日(日) 15時から茶房 高円寺書林(高円寺駅から徒歩6分)で、『関西名物』『新版 大阪名物』刊行記念「"大阪好き"集まれ! 美味から飛田新地まで、大阪トーク」開催!

詳細は高円寺書林のウェブサイトでご確認ください。
http://kouenjishorin.jugem.jp/
住所:東京都杉並区高円寺北3-34-2(Map) TEL:03-6768-2412 営業時間:11:30〜21:00

『関西名物』『新版 大阪名物』出版(団田芳子さんと共著・創元社)

2012/10/25お知らせ, 著書紹介

京都、神戸・阪神間、大阪、奈良の、お土産にもできる選りすぐりの美味67品を、背景の歴史風土を踏まえて、エッセイ風に紹介した『関西名物』

2006年に上梓した『大阪名物』の増補改訂本。
大阪府内の、お土産にもできる選りすぐりの美味約70品を、余話もたっぷりに紹介した『新版 大阪名物』

二冊同日刊行いたしました。

「第15回なにわ大賞 準大賞」受賞

2012/07/28お知らせ

なにわ名物研究会」による、7月28日=「なにわの日」にちなんだ「なにわ大賞」の準大賞を、
〈大阪の中でも、特に独特の世界が広がる「飛田」。「最後の色街」といわれるこの場所を、フリーライターの井上理津子さんは12年もの歳月をかけて取材し、ついに平成23年(2011)に筑摩書房より出版されました。女性ライターの目を通して、描き出される飛田の姿は、今まで誰も書けなかった大阪のそのものズバリなのかもしれません〉とのことで、いただきました。
光栄です!

大阪大学CSCDラボカフェ 『さいごの色街 飛田』から考える
〜取材・フィールドワーク・通学・散歩〜

2012/07/27お知らせ

7月27日(金)、大阪・中之島の「アートエリアB1」で、このサイトを作ってくれたウェブデザイナーの丸井さん企画のトークイベント(大阪大学CSCD ラボカフェ)に出演します。19:00〜21:00。

定員 50名程度(当日先着順・入退場自由・入場無料)
ゲスト 井上理津子(フリーライター)
    平田隆行(和歌山大学教員)
    菱田伊駒(大阪大学学部生・石橋×阪大元代表)
カフェマスター 丸井隆人(ウェブデザイナー・大阪大学非常勤講師)
        久保田テツ(大阪大学CSCD教員)

申込み不要。詳しくは大阪大学CSCDウェブサイトの以下ページまで。
http://www.cscd.osaka-u.ac.jp/2012/000351.php

京橋ベロニカで「ノンフィクションな夜」
ベストセラー作家とミュージシャン さいごのコラボ(笑)

2012/07/15お知らせ

7月15日(日)、大阪の「京橋ベロニカ」で、
「さいごの色街 飛田」ヒット記念ライブ「ノンフィクションな夜」
開かれます。19:30開演。

リサちゃんと小村くんの企画。
もちろん、井上行きます。喋ります。

出演
井上理津子 トークショー (ボーカル?(笑))
おくむらひでまろ (元憂歌団マネージャー) トークショー 弾き語り
Melting Soul (RISACO パワフルなボーカルで大阪で人気のバンド)
Hybrid Galapagos (カオリーニョ藤原 ボサノバ界の大御所、浅田陽子 前々回の東京同窓会に出演、小村雅弘 他) 他飛び入りゲスト?

入場料 ご予約2500円 (ドリンク別  学生1500円)

お申し込みは、info[at]musicoms.com へ。
(メールアドレスは [at] を@に書き換えてメールでお申込みください)

『さいごの色街 飛田』が、「ダ・ヴィンチ」2012年度上半期「Book of the Year」エッセイ・ノンフィクション部門1位に

2012/04/27お知らせ

『さいごの色街 飛田』が、
「ダ・ヴィンチ」(メディアファクトリー)2012年度上半期「Book of the Year」
エッセイ・ノンフィクション部門1位に選ばれた、と第一報が入りました。
書店員さん、プロの書評家さんらの投票による賞だそうで、とても光栄です!

隆祥館書店で「井上理津子を囲む会」

2012/03/23お知らせ

3月23日(金) 19時〜、大阪・谷町6丁目の隆祥館書店で、
井上理津子を囲む会」開催されることになりました。

やはり、『さいごの色街 飛田』の話が中心になろうかと思いますが、
出版後5か月経ち、少し距離を置いたところから、
みなさんと語り合えることを楽しみにしています。

よろしければ、お運びください。問い合わせ・申し込みは、隆祥館書店へ。

井上理津子公式サイト、オープン!

2012/03/09お知らせ

フリーライター 井上理津子の公式ウェブサイトを開設いたしました。
サイトデザインを担当してくれた丸井さんによると、「システム実装はこれから。本格始動(お知らせやコラムページなどの更新)は4月以降」とのことなので、今後にご期待ください。

なお、著書紹介はメッセージを添えて整理しましたので、気になるタイトルや表紙をクリックの上、Amazon ボタンをポチッと押していただければ幸いです(笑)

また、従来からの「フリーライター井上理津子のなんだかんだ日記」は継続していきますので、そちらもよろしくお願いいたします。

『旅情酒場をゆく』出版(ちくま文庫)

2012/03/07お知らせ, 著書紹介

高野山、大阪・新世界、仙台、東京・浅草、
秋田、広島・鞆の浦、博多、京都・三条、
大分・別府、名古屋、神戸、長野、飛騨高山……。

ふらりと旅に出て、足の趣くまま町を歩く。そして、夕方にはシブい居酒屋に着地し、店主や袖すり合った土地の人たちと話しながら、その地ならではの美味に舌鼓を打ちつつ、地酒をちびりちびりとやる。2008年1月〜2011年4月のほろ酔い旅の記録です。

『さいごの色街 飛田』出版(筑摩書房)

2011/10/22お知らせ, 著書紹介

「無くなる前に記録しておきたかった……。
取材期間10年に及ぶ、著者渾身のルポタージュ!」と、
筑摩書房が書店用ポップを作ってくれましたが、まさに。

「料亭」経営者、女の子、客引きのおばさん、お客、警察、暴力団の人々らに(自分で言うのも何ですが)体当たりの取材をし、また、歴代の多数の資料を読み解き、「飛田の今と昔」を記しました。

→筑摩書房 PR誌ちくま「取材拒否の街/井上理津子

2007年2月5日, 成ヶ島(兵庫県洲本市)にて

著書紹介