井上理津子著『親を送る その日は必ずやってくる(文庫版)』 井上理津子著『夢の猫本屋ができるまで Cat's Meow Books』 井上理津子著『葬送の仕事師たち』(文庫版) 井上理津子著『すごい古書店 変な図書館』 井上理津子+団田芳子著『ポケット版 大阪名物』 井上理津子著『関西かくし味』 井上理津子著『親を送る』 井上理津子著『葬送の仕事師たち』 井上理津子著『さいごの色街 飛田』文庫 井上理津子著『遊廓の産院から 産婆50年、昭和を生き抜いて』 井上理津子著『名物「本屋さん」をゆく』 井上理津子+団田芳子著『関西名物』 井上理津子+団田芳子著『新版 大阪名物』 井上理津子著『旅情酒場をゆく』 井上理津子著『さいごの色街 飛田』 井上理津子著『はじまりは大阪にあり』 井上理津子著『大阪 下町酒場列伝』 井上理津子+団田芳子著『大阪名物』 井上理津子構成『おおらかな介護力』 井上理津子著『大阪おんな自分流―扉を開けた8人の肖像』 井上理津子著『関学山脈 西に人あり』 井上理津子著『産婆さん、50年やりました』 井上理津子著『大阪おもしろ女社長』 井上理津子編集『京都の恋』 井上理津子著『見る聞く食べる!関西の小旅』 井上理津子著『発見いっぱい!関西のちか旅』 井上理津子著『新版 はじまりは大阪にあり!』

お知らせ

トピックス

近況

2025/04/21お知らせ

  • 前回の更新から5ヵ月。秋が深まり、冬になって、春が来たなと思ったらもう新緑の季節。「その間、何やってたのよ」「いや、ふつうに」と自自問自答。なぜか大切なものが行方不明になることが多く、探す時間をずいぶん費やして・・のような日々でした。
  • 『もうひとつの東京を歩く』発刊からも5カ月。ここにきて「月刊イオ」「うかたま」「ふぇみん」に書評が載り、ありがたいことです。もう本屋さんにないって? 大丈夫。Amazonにはあるし、リアル本屋さんへの注文も大歓迎です。
  • 実は、1月に佐々涼子さんの小さなお別れ会をし、2月にお茶インストラクターの井上香織さんの小さなお別れ会(これは体調崩して欠席やむなく、だったのですが)、3月に高校同級生の建築家・山中保博くんの小さなお別れ会と、イラストレーター・喜多桐スズメさんのお葬式。そうしたこととの因果関係があるような、ないような。葬送関係の本の執筆が遅れています。取材させていただいた方々、今しばらくお待ちいただけるよう、申し訳ありませんが何卒よろしくお願いします。
  • 日刊ゲンダイ金曜日の「本屋はワンダーランドだ」連載、80回を超えました。つまり、80何軒の本屋さんにすでに伺いましたが、店主の思いもキャラも店の特長も1軒ずつ違い、毎回発見あり。各位、ありがとうございます。
  • 小説宝石「東京で見つけたもの」でも歩き回り、前回は「東と西の佃島」、今回は「昆布の東西」。なぜそんなふうに? には、すべてワケがある。東京を掘ると大阪も見えてきて、厚み深い文化がそれぞれ横たわっていることに、改めてドキドキが隠せません。次は、たぶん食べ物掘ります。
  • 先日、2007年発行の『大阪下町酒場列伝』に掲載の「スタンドアサヒ」と「クラスノ」へ、「いざけん」の人たちご案内のため。スタンドアサヒはお父さんが大往生されたが、ごきょうだいの腕ますます冴え、「井上さんが来てくれはった頃と、値段まったく変わってないんですよ」とも。つきだしの「鯛の子煮」に涙でそうになった。クラスノも、あのお父さん・お母さんがギリギリまで店にいらしたそうです。1世代変わり、あの頃、小学生だった坊ちゃんが「若大将」として頼もしくなっていて。クラスノヤルスク抑留のあのお父さんの散文が入ったグラスをもらいました。一生大事にします!
  • 大阪・阿倍野「あべのベルタ」B1のシェア書店「書誌七味」に一箱借りて、井上の著作全部を並べています。ご用とお急ぎでない方、ぜひ見に行ってください。

近況

2024/11/03お知らせ

  • ガイドブックにない もうひとつの東京を歩く: 東京社会科散歩』発刊になりました。
    元日刊現代写真部長の高野宏治さんによる表紙の写真、私が言うのもなんですが、素晴らしいのです。題して「新宿の月」。ちょっとアビーロード風。靖国通り。あの高さにまあるい月が上がっているのだから、終電に近い時刻でしょうか。当たり前ですが、同じ日にそれと同じ月が、本書に掲載したどの土地をも照らしていたのだと思うと、ぐっときます。
  • 「サインを」とおっしゃってくださる本屋さん、超少量でもご遠慮なくお申し付けください。どこへでも喜んで伺います!
  • いま、次の本の取材が終盤に。葬送、墓方面。猛烈に動き回っています。
  • そして、毎週金曜の早朝には山谷に出向いています。
  • そしてそして、9月=風邪で籠っていた反動か。10月は全てのお誘いに応え、のこのこ出ていきました。飲み12日/10月。この年でようやるわ。と自分でも思います。でもまあいいやんね。「2軒目」には行かなくなってるし。

近況

2024/09/29お知らせ

  • 6カ月のごぶさたでした。プライベートなことですが、夏のはじめに両親の17回忌を行い、お盆に山谷の夏祭りのお手伝いに入り、晩夏は立山登山に。気がつけば秋になっていましたが、今年はベランダの朝顔の1輪目が咲いたのが9/11。どうなっているのよ。とぶつぶつ言ってたら体調を壊し。自覚的にはコロナですが、かかりつけ医によるとは「風邪」だそう。
  • で、その風邪が長引きました。風邪ひくの、15年ぶりくらい。すごくしんどがかったのに、かかりつけ医は「軽症です」と。いつか命を閉じるときは、こんなもんじゃないんだろうなと思ったりしました。この夏、大好きだった人たち4人、次々と旅立たれた。ご冥福をお祈りします。
  • 今もって信じられないのが、佐々涼子さん。2015年6月29日から仲良しでした。今週の金曜(10/4)発行の「週刊読書人」に、『エンド・オブ・ライフ』の追悼書評を書いたので、そちらをご覧いただけたらと思います。
  • もうひとかたは、日暮里の、大正期から続く佃煮屋の「中野屋」の金子良子さん(99)。『絶滅危惧個人商店』(文庫版)で取材させてもらったとき、かっこよさにたまげたのが、お付き合いの始まり。現役で店に立ってらっしゃるだけでもすごいのに、ライブハウスでシャンソンを歌ってらっしゃる。麻雀に油絵にフランス刺繍に・・趣味多し。その後、週刊新潮の特別読物で密着させてもらったのは去年。ライブ素敵だったし、秋には謡の発表会も拝見した。この春、骨折入院。「退院してから、美容院に髪を、いつものように赤く染めに行ってましたよ」「デイサービスのお迎え、男性が手を取ってくれると喜んでましたよ」と甥っ子さんご夫妻。弔問に伺ったら「これ、伯母が大好きだったので」とアップルパイをいただいた。
  • 近年オープンの本屋さんをめぐる日刊ゲンダイ「本屋はワンダーランドだ」連載1年経過。今週の取材分が54軒目。減ってる、ダメダメ、と言われる本屋業界だけど、どっこい。意欲も工夫もいっぱいの独立系書店さん、がんばってます。限られた冊数の中に拙著『絶滅危惧個人商店』(文庫版)置いてくださってるところ、時々あって、飛びあがります。
  • 「小説宝石」の「東京で見つけたもの」の前回は、「東京の町寿司」。ちょっとまとめてみると──。
    江戸前寿司の江戸前は、江戸の前の江戸湾/文政期に誕生/酢〆、茹でる、煮る、の仕事をしないと日持ちが悪かった/江戸には単身赴任の男たち数多。屋台寿司はファストフード/1貫2貫の数え方は、一文銭1000個の大きさから/東京の、関東大震災と第2次世界大戦の被災によって、職人が散らばり、全国へ広まった/戦後の食料統制時、すし組合が機転をきかせて「1合の米を持ってきたら、10貫と引き換える」→一人前が10貫に/回転寿司は大阪から(これは昔からの私の持ちネタ)/寿司教室、大人気/寿司ロボットは81年〜。その進化ぶり、半端ない。
    といったことを、あちこち取材で知って。掘り起こし、面白いです。
  • 10月発売の『ガイドブックにない もうひとつの東京を歩く』の予約が始まりました。よろしくお願いします。

近況

2024/05/25お知らせ

  • 今年もGW明けに四国遍路を歩いてきました。オータさんと。区切り打ち6回目。午後に高知空港に着いた1日目1万3398歩、2日目5万2012歩、3日目5万4044歩、午前中だけ歩いた4日目2万2782歩。ほぼ海辺、国道55号をひたすら高知市方向へ。札所は27番と28番。いやはやよく歩きました。夜毎のビールのおいしいことおいしいこと・・・でしたが、年1のこのペースでいけば、満願は100歳を超えそうです〜。
  • 「小説宝石」連載の「東京で見つけたもの」2回目は「東京の水道水」。小河内ダム、羽村取水所、玉川上水、神田上水、金町浄水場、そのほかもいろいろ取材して、面白かったのなんのって。太宰治の玉川上水入水を「青森の方だから、上水の大切さをご存知なかったのでしょう」と杉本苑子が一刀両断にしていたなんてことも。なお、この取材後、ミネラルウォーターを買うのをやめて、水道水をがぶがぶ飲んでいます。おいしいんだもの、水道水。
  • 日刊ゲンダイ「本屋はワンダーランドだ」で伺う独立系書店に、ジン、リトルプレスと呼ばれる自主出版物を置いているところが少なくなく、徐々に気になり出し、先日、ついに「文学フリマ」に行ってきた(東京流通センター)。すごいねっ。出展者約4000、入場者約1万2000人。「活字離れ・どこ吹く風」感が。調子に乗って財布の紐を緩めまくってしまい・・・。しかし、私にとってはまだ謎多数です「文フリ現象」。
  • 次の本『東京社会科見学』(たぶん)のゲラ戻しました、葬送・墓、注力しています、「東京で見つけたもの」の次は「緑」です、などなど、なんとなく気忙しい今日この頃ですが、なんとか。飲んでもいます。そして、今週末は久しぶりに大阪です。
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